12月16日(日)、「愛・地球博記念公園(通称・モリコロパーク)にて、ヨーロッパ車の祭典「ミラフィオーリ」が開催された。2011年9月に行われた第1回目は台風のなか開催。2回目の今年は当初9月に予定していたものの、これもまた台風の影響で延期。そして三度目の正直なる12月16日は見事な快晴! 一部、大雪になるとか(実際1週前の週末は雪が降った)、やっぱり雨になるとか、未曾有の台風襲来! とかあることないことがささやかれていたが、結果的に晴れ、しかも気温10℃を越すポカポカ陽気。いやぁ、これで荒天の呪いから抜けられたか、ミラフィオーリ。今回もあーだこーだ言ってお茶を濁します!
Morita(以下、M):いやぁ、晴れましたね。
Suzuki(以下、S):晴れたねぇ。
M:しかもあったかいですね。
S:あったかいねぇ。
M:ちょっと期待してたんですけどね。
S:雪を?
M:雪を。ほら、もしそうなったらすごいじゃないですか。
S:まぁね。
M:でも、そんなこと言っちゃいかんですね。晴れるに越したことはない。
S:たしかに。
M:まぁ、そんなこんなで行きますか。
M:いきなりヘビィなのが来ました。なんですか、これ?
S:オスカ……。ってここまで古いともう分からんです。
M:タルガ・フローリオとかミッレミリアとか、そんな世界ですね。フロントフェンダーサイドに「Morelli FERRARA」と書かれたバッヂが付いてます。
M:ディノですね。レーシングモディファイな感じです。
S:このセンターラインは後から入れたのかな? 緑じゃなくて青なんだね。
M:どうなんでしょう。センターロックのホイールといい、アクリルのサイドウィンドウといい、けっこう気合い入ってますね。
M:ギブリです。黄色は珍しいんじゃないですか?
S:そうだねぇ。やっぱいいなぁ、この時代のマセラティは。でも黄色じゃなくていいな……。
M:たしかに。目立ちすぎです!
S:クアトロポルテもいいね。
M:セダンになると途端にかっこ悪くなるメーカーもあるけど、マセラティは4枚ドアになってもかっこいいところがいいです。
S:いつかはまた戻りたいなあ。自社製エンジン積んでるマセラティに限るけどね。あのドロドロしたV6の音とブルブル振動する粗野な感じがいいんだよ。
M:あ、V8じゃなくて?
S:V6ツインターボしか乗ったことないの。でも、アレで充分よ。
M:おお、これは8Cコンペティツィオーネ。4.7リッター・450psで2000万円オーバーのスーパーカーですね。
S:初めて見た。
M:僕もです。話によると、500台しかないのに日本で応募が殺到したので、割り当てを増やしたらしいですね。日本には70台いるらしい。
S:すごいねぇ。
M:これは……なんですか?
S:ランチア・ゼータだね。これはフィアット、ランチア、シトロエン、プジョーの共同開発車で、同じプラットフォームを使い、各メーカーがそれぞれウリッセ、ゼータ、エバシオン、806の名前で発売したんだよ。ただ主導権はシトロエン、プジョーにあったらしく、乗り味はフランス車っぽいみたいよ。
M:へぇ、そうなんですか。
S:それにしても、この“梅”ホイールは……。
M:アルファのスクープホイールですよね。
S:あ、そういう名前なんだ? しかし、なぜにこの色!?
M:GTVですね。ってどこ見てるんですか?
S:いやぁ、このスポイラー、テーブルみたいだよね。
M:フラットなんでいろいろ置けますね。
S:これも昔いくつか売ったことあるけど、ほとんどハネなしだったなぁ。
M:僕もどちらかというとないほうが好きですが、あってもそれほど違和感ないと思うんですけどね。
M:スパイダーです。ヴェローチェですかね。白の外装色とタンレザーの組み合わせがいいですね。
S:ちょっとアメリカンな雰囲気もするなぁ。
M:同じスパイダーでもシルバーのS2のほうはまた趣が違います。個人的には初期型のデュエットが好きですけど。
M:こ、れ、は……、フルビアかな?
S:だね。
M:2Cって書いてあります。
S:詳しくないから分からないけど、きれいに乗ってるね。
M:ですねぇ。大事に乗ってるってのが伝わってきます。
M:これもそんな1台じゃないですか?
S:ジャルディニエラ。
M:最初見たときはちょっと違和感ありましたけど、いまはもう見慣れちゃいましたね。
S:これもきれいにしてるね。こういう気合い入ってる人のクルマを見ると気持ちいい。
M:同感です!
M:古いのが続きます。
S:段付き。
M:これは……ジュニアかな? いまいち分からんですが。以前いた会社の同僚がこれに乗ってて、かっこよかったなぁ。なんか所有する満足感があるみたいですよ。もちろん、乗っても楽しいんでしょうけど。
S:なるほどねー。
M:166です。オーラはありますね。イタリアの伊達男!
S:うーん。
M:サイドパネルのくびれといい、どう見ても不細工な顔といい……。最高にエロいクルマです。
S:うーん。
M:あれ、あまり反応が良くない。
S:いや、いいんだけど、164、166ともに同時多発テロを食らった思い出しかなく……。
M:そ、そうだったんですか。
S:ちゃんとしてるクルマはいいんだろうけどね。
M:パンダです。なんかホッとしますね。
S:うん、ちゃんとしてそうな感じ。こざっぱり感があって。
M:パンダは1、2までは好きだけど、3は……。
S:そう? いいと思うけどなぁ。
M:まだ乗ったことないからだと思うんですけど。乗ってみて「あ、パンダだ」と分かればたぶん好きになる。
S:うん、年々厳しくなる安全基準を満たしながら、5ナンバーでだいたい1トンくらいの重さで、普通の1.2リッターの4気筒もあって、5MTって、ちょっと前まではスタンダードなコンパクトカーの仕様だったけど、いまとなっては貴重かもよ。
M:イプシロンもけっこういますね。
S:そうだねぇ。
M:僕はやっぱり初期型ですね。
S:エンリコ・フミアの。
M:そうそう。初期型でもこの前期がいいですね。特にフロントエアダムのアーチ状のデザインが。
S:ランチア2もいいよぉ。クラ○スラーのじゃなきゃ。2気筒じゃなきゃ。
M:あ、それ言っちゃいますか。
S:これ、変なところにランチアとエレファンティーノのエンブレムが貼ってあるね。
M:ほんとだ。
M:これは……クーボですかね。
S:だね。クーボしかり、ドブロしかり、近頃はカングーフォロワーがいっぱい出てきてるね。
M:もはやこういう、1つのジャンルになりつつあるような。
S:まぁ、それだけカングーが優れてるって証拠なのかな。
M:フォロワーが出れば出るほど、元祖の価値は高まりますからね。
M:ここからはオマケで。アップ!です。これは話題になりましたね。なんせ100万円代から。
S:ぜんぜん時代が違うけど、トゥインゴ1のような位置づけなんだろうね。価格帯も似てるし。
M:そうですね。この質も値段もVWだからできたんでしょう。いまのルノーではちょっと難しいですかね。
S:フィアットにこそ、こういうクルマできそうなんだけど。
M:たしかに得意そうですよね。
M:ビートルです。新しくなって「THE」が付いた?
S:初代のビートルがあって、それがリメイクされて、さらにそれがモデルチェンジして……。そうなるとビートルの名は付いてるけど、もはやまったく別のクルマだよね。
M:ほんと、そうですよね。僕はRRじゃない時点で、新しいのは認めないですけど。
S:そりゃムリだ。
M:みんなミニをめざしてるんですよ。
S:これは?
M:T-REXです。14RRって書いてあるから、たぶんカワサキのZZR14000に載ってるエンジンを流用してますね。これ、1.4リッターなのに200psくらいあります。
S:へー!
M:一回乗ってみたいですね。どんなフィーリングなのか。
S:でも、どうせなら単座にしたほうがいいんじゃない?
M:まぁ、たしかにそうかもしれないですけどねぇ。
M:最後にこのクルマ。クルマ?
S:アぺです。今日はこれで来ました。荷物も全部積んできました。
M:お疲れさまです。
S:アぺはいいよぉ。遅くても生温かい目で見守ってくれるから。あおってくるヤツいないもんね。
M:ですね。アぺはアぺ。ゴーイングマイロード!
S:それにしても、晴れて良かったね。
M:またそれですか。たしかにそうですけど。
S:でも、ヒキの強さを実証して欲しかったりもして、ビミョウな心境……。来年も晴れるといーいーねー。
M:ホントにそう思ってますかぁ?
S:イヒヒ
※毎度のことですが、内容はその場のノリでしゃべっていることが多々ありますので、多少は間違ったことを言ってる可能性もありますが、ご容赦ください。あとMiraFioriにご参加した皆さんのお車、勝手に撮影しちゃってすみません。もし「載せないで!」という方がいらっしゃればご連絡ください。すぐに削除いたします。
選挙さえ無かったら遠征したのに、残念でした。
(期日前にも行っているヒマが無かったものですから)
こういうイベントは天候が良くないとツラいだけなので、
良かったですね。さぞや、楽しいUNO大会になったのでは
ないでしょうか?
結局今回はUnoしてないのですよ。
じゃあ、真面目に販売とか、相談とか、納品・・・(笑)
Apeなんで、運べる量にも限界があるとは思われますが。
割と載りますよ。一台イカガ?
アペで行ったのね。結構距離あるのに。
温かくではなく、生なんですね。
ロードレーサーよりは、
温かく、笑ってもらえると思います。
東海警察も行ったことアリマス。(素)
23号、247号は走れません。自動車専用道なので原付ミニカーはムリー!