RENO blog

一昔前の仏車のヘッドライト､フランスでは黄色でした｡

電球のガラス面が黄色くなってるモノやら､ハロゲン球に黄色の傘を被せたモノ等々､ありましたが､最近は減ってきました｡
やはり昨今ヘッドライトは皆さん明るく”思える”のがお好みらしく､黄色の暖色系より青白い方が明るく見える､ということか･･･(そう､極端に明るいと青白いというか､紫に近くなっていくだけなんです｡)

ましてや､昔のタイプの､白色に黄色い”傘”が被ってるやつなんか､想像にたやすく光量が少ないわけで･･･

また､日本では､平成17年登録(だったと思う)平成18年1月1日以降新規登録のクルマは､ヘッドライトは白色以外認めず!とお上のお達しがあったらしいですし｡(ですので､新しい車はダメよ｡)(有識者の方からツッコミいただきました｡謹んで訂正｡)

総じて､もう黄色いヘッドライトはすっかりOut Of Dateな訳で･･･

ですが､昔のフランス車は､黄色が”仕様”でした｡

なぜ黄色だったか､これは諸説飛び交いますが､一説では､第二次大戦中､ドイツ軍がパリに侵攻した際､彼らのヘッドライトがハロゲンの白色だった｡当時フランスはハロゲンが一般的でなくタングステン球で､ハロゲンと比べると多少黄色っぽい光だった｡白いヘッドライトが来ると独軍だと思っていたのか?

で､戦後､欧州の中心たる(と仏人は思いこんでいる)パリが独軍に侵攻されたことを思い出したくないから白色を忌避したのと､霧や雨が多いフランスの道路状況から､黄色が宜しかろうになっていた･･･

というようなウワサ｡
や､法的に黄色にしなさいだったのかな?(よく知らないんです､ごめんなさい｡)

で､どうだろ?90年代前半までは､フランスでは黄色のヘッドライトが一般的でした｡

その当時は､タングステン球はガラス表面を黄色く着色していました｡ハロゲン球は､電球に黄色い傘を被せることで対処していました｡

(多分､当時はハロゲンの高熱に耐える着色技術がなかったからかな?現在は､ハロゲン球黄色着色も存在しているみたいです｡が､弊店では扱ってません｡量販店へドゾ。)

この､黄色い傘が､仏車ヲタ的には重要｡

昼間に､ヘッドライト外からその黄色い傘がヘッドライトの”お釜”に映って､ヘッドライトのガラス越しに､イイカンジな味を醸し出すのです｡
(お釜のメッキが生きてないと意味ナイですよ｡その場合は潔くヘッドライトを換えましょうね｡そもそも､暗いし貧相だし｡)

これに萌えるのは旧仏車ヲタだけなのかもしれないんですけどね｡

社用車Kangoo1にも傘付き黄色｡所詮電球なので､数千円なので､法的に許されるなら､お好みでいいんじゃないですかね?

ニッサンサニートラックの丸目に､傘付きイエローバルブ｡洋の東西を問わずってか､ヘッドライトがCIBIE製だから､ｲｲﾉｶ?

別に､ハロゲン球黄色着色でも黄色いのでいいっちゃあいいんですが､その昼間のイイカンジな味と､夜間のあのボヤーっと黄色く明るい味は､傘付きじゃないと味わえない仏車特有の”味”と信じて疑わない仏車ｦﾀ｡(というか､私的には､雨の夜とか､黄色いライトの方が疲れない気､しますが､しませんか?ｼﾏｾﾝﾈ､ｿｳﾃﾞｽﾈ｡HIDやLEDやの現代の潮流に明らかに逆行してますね､ソウデスネ｡)

もう､最近は､前述の理由により､黄色いヘッドライトのニーズが少なく､また､傘かぶってるとどうしても光量が落ちるので敬遠されてか､あってもガラス面が黄色いモノくらいで､結果､現在実はこの黄色傘付き､入手困難なモノになってしまってます｡多分､もう作ってないようなウワサ｡探してもナイって言われちゃう｡

よって､どうにも手に入らず困った頃は､黄色い傘だけ切れたバルブから丁寧に取り外して､新しいバルブに被せて､までしてました｡ﾜﾀｼ｡
(追記:弊店に於かれましては､黄色い笠だけでは売ってません｡電球ごとき数千円ごときですので電球ごと買ってください｡それがイヤなら､ググって笠だけさがしてください｡そのあと移植作業に勤しむのは､やりかたなんか自分で考えて人に訊かずにご自由に｡)

で､やっぱ､仏車ヲタ的には､某所で見かけると､なきゃ困る(白でも別に困らないけど)ので､買い占めたりします｡

で､まずは一般的な･･･

こいだけ並べると壮観だなぁ｡FET製H4K(H4(3本足)互換)85/80Wのデッドストックです｡
(完売の場合はご容赦を｡電球ごとき数千円ごときにに頑張りはしませぬ故｡)
完売しました｡買い占めた当初は20~30コあったんですが･･･あるうちに手に入れた方がよかったんじゃない?次回入荷予定は現在のところありません｡
若干数のみ再入荷しました｡モノはあるうちにイソゲっ!なくなってから枕を濡らす前にっ!なぁに千数百円､買っておいといても損はしまいっ!
今時のクルマでH4のものはコレで対応可能です｡

まぁ､タカーイ言われたら返す言葉ないですが･･･(という値段なので､ｽﾏﾇ｡)

RENAULT 4､ExpressやCITROEN 2CV､ FIAT 旧Panda､旧500等に使われている､H4E規格(足なし)のヘッドライトには着きません｡

H4Eといえば･･･

H4Eのベースを切った貼ったして加工してみたり､H4のベースを流用して接着剤･コーキング剤で固定したりして､H4を無理してつけてしまえっていう､無謀なことはやめましょうね｡規格形式が違うってコトは発光する場所が違うということなので､反射板との位置関係も違っちゃうので､本来の性能を発揮できないとか､光軸光量がちゃんと出ないとか､散る(業界用語)とか､お勧めできるモノではありません｡で､いざ次換えなあかんくなったときに､薬剤接着剤等で固められていると､剥がすのにでーらい苦労しますし｡(剥がすときにメッキも一緒について来ちゃうのよ｡とどめ刺しちゃいますよ｡)
手に入らないならいざ知らず･･･灯けばいいってものではないですよ｡

なので､正しいモノをどうぞ｡ちょっとレアなH4E球｡

H4E,60/55Wハロゲン黄色傘付き｡ここにこうやってある｡あるうちはまだ手に入りますので｡こっちはFET製ではありません｡謎の海外メーカー製です｡若干数は在庫してますが､ないときにはないし､ないときにすぐよこせで急いで取り寄せだと､エッラい高価くつく電球になりますのでご了承ください｡

H4E､60/55W白(黄色傘なしの)ハロゲン球も､若干は在庫してますよ｡(入荷のタイミングによって､BOSCH出会ったり他のメーカーだったりします｡拘りはないので拘る方は拘りのあるトコへドゾ｡なお､タングステン球は､今更選ぶこともないだろうと在庫してません｡)
(完売の場合はご容赦を｡電球ごとき数千円ごときにに頑張りはしませぬ故｡)

なので､おとなしく､ヘンな努力せず､H4Eを使うヘッドライトにはH4Eの電球､手に入るんだから､あるうちは正しいモノ使いましょ♪

まぁ､タカーイ言われたら返す言葉ないですが･･･(という値段なので､重ね重ね､ｽﾏﾇ｡って数千円ですけどね｡)

どれも､今となっては希少かもかも?なので､あるウチに何卒です｡
なくなったら一緒に困ってあげるしかできませんので､お早めに｡

送ってほすぃ､という相談は､こちらをご確認の上こちらからご一報下さい｡

あ､一応､弊店扱ったことあるクルマならどの電球使ってるか知ってる場合もあります｡全数は知りません｡扱ったことない触ったことない見たことない電球換えたことない車のことは､知りません｡ｽｲﾏｾﾝ｡

余談ですけど､ヘッドライトってなんで偶数なのかって考えてみたこありますか?私は､最初は左右対称にしたいから偶数なんだろうってｱｻｰｸ考えてたんですが､もしかしたら､片側切れたの発覚してるうちに左右とも換えておけば､夜中に両方切れて途方に暮れるが防げるんじゃないか､と､夜中に途方に暮れて焦って相談いただく案件に臨む度に思うのですよ｡ﾄﾞｰﾃﾞﾓｲｲﾊﾅｼﾃﾞｽｹﾄﾞ｡

と､すいません､ﾋﾂｺｲですが何故かﾋﾂｺｸ訊かれるので･･･弊店に於かれましては､黄色い傘だけでは売ってません｡電球ごとになりますのでご了承下さい｡電球ごとご購入いただいて､そのあと黄色い傘を取る努力するのはご自由にどうぞ､それがイヤなら､ググって笠だけさがしてください､ﾃﾞｽ｡

と､再三同じコト書いても傘だけ売ってくれって訊かれるのは何故だろう?でそう言うと､電球ごとではご購入いただけないのは何故だろう?高価だから?そこまで金かける気はない?数千円ですけど?私は黄色い電球手に入れるために少し位する苦労は厭いませんけどね｡

不思議でしょうがない｡傘だけ欲しくても電球がついてきます､って言えばいいのかなぁ?ﾜｶﾗﾝ｡私の稚拙な理解の範疇をかるーくハイジャンプしてます｡

This entry was posted on 水曜日, 10月 29th, 2008 at and is filed under instrument et véhicule entertainment. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.