moteur

暇に任せて。

エンジンって一言で言っても、いろんな種類と大きさ(排気量)、気筒数等、あります。

私、学生の頃から今に至るまで、4気筒の1,500cc以下、OHVのエンジンに乗ってる確率が非常に高い。
排気量小さければ税制面燃費面でも有利、OHVであれば構成部品点数が少ないので致命的なトラブルに見舞われる確率も少ない。

で、体感上イイと思えるエンジンは、回りこそしませんがトルク充分で、普段の街乗りからたまに遠出や高速もそつなくこなしてくれます。

が、今のご時世、あまりに旧型なOHVエンジンは、燃焼制御や排気ガスのクリーン化、小排気量で大パワーを捻出するのに不利な点が多いので、半ば絶滅の危機に瀕しています。

そう、OHV以降、巷ではSOHC、DOHC化してます。

気筒数も排気量も、もっと大トルク大パワーを捻出するためには、増えます。V型6気筒や2リッター以上のエンジンが一般化し、性能を向上させるためにクランクからカムへ回転を伝えるのに従来の重いチェーンから軽いベルトに替わっていき(これがタイミングベルト)、製造工程を少なくするためにタイミングベルトでウォーターポンプを廻すようにして・・・(いや、他に理由があるのかもしらんですが・・・)

OHVよりより緻密かつ正確にバルブをコントロールでき,エンジン自体を軽量化できるSOHC、DOHCは、燃費を稼いだり排気ガスをよりきれいなものにするにに、現代としては必須な進化、であろうかと。

それが近代化というものです。

が、なんか改めて考えると、イラン苦労が増えた気がします。

ベルトは素材がゴム故に熱や油や水による劣化が進む。こと極東の夏は高温多湿な亜熱帯気候でありながら冬は寒い、狭い中でひしめき合ってストップアンドゴーが多い島国日本においては、欧州のメーカーが想定していないような過酷な使用状況を強いられ、しかも適宜なメンテナンスを受けられていなかったり・・・

で、タイミングベルトは遅かれ早かれ換えなきゃいかん。その際はウォーターポンプも念のため、それが維持管理です、云々。

昔かこんなコトなかったのにね。OHVエンジンはチェーンなので、まず換えない。たまに(希に必要に応じて)タペット調整をしてやるくらいで、エンジンを開けるコトなんてまず希。水と油が入っていて、各部品が適宜概ね正常に動いていれば、まず動くOHVエンジン。

でも、時代についていけてないんですよ。絶滅危惧種。

高性能高効率を追究することによって何かが蔑ろにされる。
でも、従来通り、いままでどおり、粛々と仕事してても、それで用を為せれば、それで充分じゃん。

多くを求めなきゃね。イヤだったらしれがしのイマドキなのにすれば宜しかろう。

私はOHVエンジンでイイですよ。乗るのも。自分もOHVみたいな仕事で充分だと思う。
ってか、それしかできせんですし、器を越えるほど大仰なことや無謀なことは、すべきではない。

イラン苦労が増えるだけですので。(爆)

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