スピードメーター。タコメーター、その他メーター類と、液晶パネルとの闘い、っていうほど大袈裟じゃないんですけどね。
スピードメーター、その車が時速何キロで走ってるかを、ドライバーにお知らせする、指示すもの。
だけども、それが壊れる、動かなくなる場合が、結構ある。
コワケテて、まぁいいやってもんじゃない。一応車検的には、時速40Km/h時に誤差が5%ダッタッケ?以内であること的な規定がある。(なんでダッタッケ?なのかは、ご賢察ください。)
最近の車の場合、トランスミッションのディファレンシャルについてる(ことが多い)車速センサー、又はABSの車輪センサーから車速を拾って、メーターに表示させている。
その情報がコンピューターを介しているもの、いわゆるCanBus以降の車と、それ以前の電気式の場合・・・センサーを換えるかメーターを換えるか、しか手がないです。メーター自体もヤヤコシイことしてるので、手の下しようのない、アンタッチャブルなことが多い。
その場合に悩むのは、メーターが悪いかセンサーが悪いのか、それを峻別する方法。車速パルス信号が出てるかどうか、メーターが動かないだけなのか、それを総合的に解釈して判断しないと・・・で、動かない症状が希にしか出ないとか、それでもあっち換えてダメでこっちも換えるという深みにはまる場合もあり得るわけで・・・ムッカスイナ、モォ。
が、それ以前、昔ながらの、トランスミッション辺りから、メーターケーブルで回転を拾って回してるメーター、なら、構造が単純なので峻別がしやすい。メーターワイヤーが動いてればメーターが壊れてる。動いてなきゃケーブル換えるかミッション側のドリブンギア換えるか、それでもダメならミッションの中!(結局深みじゃん。)
で、問題がメーターであれば・・・直しようがある場合もある。
イヤ、モチロン全数ではない。だってメーター内の部品は供給されていないわけだから、あるもの手に入るものを駆使してナントカするわけなので・・・
でも、人は臨む。なぜなら、その車が新車の時から着いている、幾年月の積算距離を表示しているメーターだから、できればそのものを直して使いたい。より距離を重ねたい。なぜなら、好きで乗ってるナンデモイイ車ではないから。
(まぁいろいろ皆様の思惑はあるかと思うのですが、基本、なんでもいいなら、旧い車のコワケそうな中古メーターが手に入るなら、その方が安価いカモだし、取っ替えるのが手っ取り早くて安上がり。コワケタのを手を変え品を換えナントカして直してる方が高価くつく、ことが多いのが昨今のご時世、なので。そう、直すってのはイマドキ、好事家しか臨まないことになってるんです。)
今をときめく(ノカ?)ルノーキャトルのメーターASSY。画像で見るとワカラナイが、スピードメーターの針が経年変化で、反ってる。
世間一般的に散見するのは、上側に反ってくるのが多い気がする。が、この個体、ナゼーカ盤面側、下向きに反ってきて、盤面に当たって正しい時速を示さない、というか、回らない。止まってる。0Km/hまで落ちてこない。用を為してない。(笑)
そいじゃ困る、車検すら覚束ない。だから、直す。
で、二枚目。スピードメーターと、燃料計の針を換えた。やっぱし色が揃ってた方がいいかと。
二台目は、ちょっと小ネタを挟んでみたり。でもキャトル乗りしか気づかない小ネタですな。
ふんとだったら外したあとの画像撮るべきだったのだが・・・
ルーテシア1の16V、照明一部不灯、トリップメーターリセットできず、タコメーター針は上がるがそれ以上動かず、を一気に直した、とか。
旧い車は旧いんで、色々壊れます。フルいものは意外と直す方法があったりしますが、ソレ全て、やってみないと出来るかどうかワカンナイ、成功報酬だと僕らご飯食えないので、その辺をご勘案の上、多少なりともお金掛かっても直したいと言われれば、なんとかなる場合もあるかも、ってことです。その為に方策を練るのが、弊職でございます。
で、次は、液晶パネル。
ここ10年くらい、車の計器に液晶が使われるようになってきました。
でも実は、液晶って熱に弱いんです。長期的に寒暖の差がある場所にいると、いろんな症状を示して表示に不具合をきたします。
症状は大概的に2種類。
- 液晶の地の部分、Macで言うデスクトップ(ピクチャー) 部がムラムラになってくる症状
- これは多分なんともならんです。交換するしかない。ルノー21等でなりますねぃ。
- 液晶が全部点灯しなくて全く読めない症状
- 裏のイルミネーション球が切れてる場合。
- これは換えればヨロシ。電球なので、いつかは切れます。いろんな車であり得ます。
- EL等を使って点灯させてる場合
- うーん・・・やってみた具合。もしかしたら治るかも。イタフラではあんま見ませんが・・・
- 裏のイルミネーション球が切れてる場合。
- 液晶の文字の部分が、いわゆるドット落ちみたいに、一部表示しなかったり、薄く出たりする症状
- うーん・・・やってみた具合。もしかしたら治るかも。
アルファロメオ164の後期型のオートエアコンパネルの液晶、殆ど全車、ドット落ちしてます。ご丁寧に全セグメント点かなくてなーも表示しないくらい気持ちよくダメになってるのもいます。確かコレBOSCH製。ドイツ製の癖して!とおもうなかれ、フランス製だから。って製造国で判断しちゃいかんて。日本人の悪い癖だ。(笑)
これは概ね復活できました。換えるのと思うともう微笑みたくなるようなコストで。
PSA(プジョー・シトロエン)、プジョー307のドライブコンピューターをやってみてますました。
さてどうだろぉ?理屈で行けば多分何とかなるはず。これ外気温に関係するようなので、現在様子見中です。結果、新品が意外と安価だったので、換えてしまいました。
ルノーのルーテシア3クリオ3も、液晶逝きますねぇ。
外気温が高いときは、こんなんなっちゃって、なにがなんだかわからない。日が暮れたり、冬だとまだムラはあれど見えるんだが・・・これ直せないかなぁ?
まぁそりゃ、なくても車の走って曲がって止まってには関係しないんですが、どうせならなんとかしたいですからねぇ。
でもやっぱ、完璧を喫するなら換えた方がいいんだろうなぁ・・・