謎のエンジンオイル。ディーゼル車には実はデフォルトでコレ。ガソリン直噴も実はデフォルトでコレです。
一枚目、YACCO VX-1703 FAP 5W-40 (VX-1000FAPに統合されましたので、モウナイです。5W-40をご所望な場合はVX-1000FAPをご指定ください。)
二枚目、YACCO VX-1703 FAP 5W-30 (旧ラベル・モウナイ。)
三枚目、YACCO VX-1703 FAP 5W-30 (現在は1703といえばコレ。事実上弊店デフォルトのディーゼル車用・ガソリン(特に直噴)車むけオイルです。)
VX-1703 FAP【SYNTHETIC】2L ボトル 100%化学合成オイル
- SAE 5W-30
- API SN/CF
- ACEA C3/C2*(燃費のためにC2推奨の場合) A3/B4-07
- RENAULT (moteurs DCI FAP F9Q, M9R,…) / NISSAN (FAP) BMW Longlife-04, MERCEDES-BENZ MB-approval 229.51, BMW-LL 04, VW502.00/505.00/505.01, GM-Opel dexo2
最新のユーロ4カテゴリーの車両用に開発した、次期主力低粘度オイル。
シビアコンディション下で運行されるガソリン、直噴ディーゼル、コモンレール、LPGやターボ、マルチバルブなどのエンジンに最適です。
ハイレベルなHTHS性能:高温時における卓越した耐せん断性能を誇り、低温時のオイル循環を向上させます。
Synthetic longlife and fuel economy lubricant for the latest generation of gasoline and diesel engines. “LOW SAPS” technology for optimal protection of the post-treatment system from Euro 4 onwards.
新世代ガソリン・ディーゼルエンジン用、長寿命低燃費合成潤滑油です。
Euro4以降の後処理システムの保護に適切化された”LOW SAPS”テクノロジー
従来YACCOのフラッグシップはGALAXIEとなっていました。
GALAXIEは、APIやSGIの規格の継続を”不必要”として申請しないという強気なオイル。スポーツカー用としてはこれを越えるものは、まずないといっても過言ではなかろう。(やっぱ強気)
それに迫る、普通乗用車に使える、確実な性能を確実に担保するオイルを目指して、ついにAPI申請を済ませたエンジンオイルが登場しました。
基本コンセプトは名称の”FAP”(Le filtre a particules)、英語で言うところのDPF(Diesel Particulate Filter)が示すとおり、 それらが装着されている車輌での長期使用を目的としています。
ベースオイルはPAOで、YACCO独自の特殊ポリオールエステル、その他使用、らしく。あわせてVHVIも使われてるかも?という、現代のエンジンオイルに於いては多国籍軍の様相を呈してるオイル、だと思います。
以下、聞きかじった話なのですが・・・
FAP対応を謳うエンジンオイルの目的の一つに、オイルが燃焼した際に出る滓を軽減させて、FAPを長持ちさせるというのがあるらしく。
それなくてして、その滓はFAPに長期とどまって寿命を急激に縮めるらしく。
(焼けばいいって話じゃないらしいですわ。そらそうですわな、排気管にフィルターが居るんだから、滓はフィルターに詰まって留まる。当然の摂理か。)
ましてやディーゼル車は燃料希釈が起こりやすいらしいので、余計にオイル自体の性能に依存する点が大きい。
そりゃそうだ、軽油焚いて走るんだから。ガソリンほど揮発しやすいわけでもなく、灯油とかそう言う類の揮発性の低い低廉な燃料なんだから。
そういった性能と耐久性を両立させないと、ディーゼル車で欧州での2万キロ日本での1万キロの推奨交換サイクルを成し得ないわけで・・・
コトはディーゼルでのみ起こってるわけでもなく・・・
ガソリン車でも直噴エンジンだと、基本、生に近いガソリンが気筒内に噴霧される。即ち、シリンダー内壁の油膜切れとかは容易に想定できるわけで・・・
そういった過酷な状況でも、潤滑を怠ると、ピストンリング、シリンダー内壁の摩耗が進んで、”オイルが上がる”状況を招きかねない。数千キロで数百ccオイルが減るのは、きっとこれが原因ではないかと。
なので、燃料等に負けない、そう簡単に洗い流されたり燃えちゃったり、燃えても煤が出ない、高性能なオイルの使用が必須要件な訳で・・・
すなわち、乗用車に求められる性能である、耐摩耗性、耐久性を目的として、そのエンジンに求められる性能を、遺憾なく発揮させるオイルとしての本来の性能は、巷で愛好家の多いGALAXIEを上回るものを持っています。もちろん、スポーツ走行を目的とした場合は、GALAXIEに軍配が上がりますが・・・
(GALAXIEは、すごいよね、各種認証を”必要なし”と一切受けずに、でも固定的なユーザーを持っている。オイル好きなヒトは一回試すと他使えなくなるオイルです。が、最近のクルマに15W50という固さがある意味どうか、なんです。そういった方のためにGALAXIE GTがあるので、最近はそっちをお勧めしてます。)
ですので、GALAXIEだとスポーティーすぎると思われる最近の(工作精度の高い)普通乗用車に、VX-1703 FAPをお勧めしています。
重ねて言います。ディーゼル車特にFAP装着車にはVX-1703 FAPが必須と言っても過言ではない。
大切なことだからもう一度言います。ディーゼル車特にFAP装着車にはVX-1703 FAPが必須と言っても過言ではない。
ましてや、ガソリン直噴エンジンにはVX-1703 FAPが必須と言っても過言ではない。
大切なことだからもう一度言います。ガソリン直噴エンジンにはVX-1703 FAPが必須と言っても過言ではない。
ので、高価いのなんののシノゴノはおいといて・・・
換えねばいけないもの、メーカーがそう指示してるものだから、素直にそれに従って、換える、と。
(こういうとこケチって、FAP詰まらせたとか、本来の性能発揮できないとか、敢えて好きで選んだ車に、ねぇ・・・あー詰まったら車ごと買い換えですか、ソコまで好きじゃないですか。正しいことをお伝えしない車屋が儲かるねぇ。世の中上手く出来とらっせる。)
諸自動車メーカーのロングライフ基準を満たした高性能オイル、あなたも試してみませんか?
と、推し推しに推してたんですが、VX-1000と一部統合となり、VX-1000がメーカーの認証推奨を受けてることも鑑みて、弊店におかれましては、基本的にはディーゼル車には、VX-1000FAPをお勧めして、そちらを在庫することに、自己批判の末そう総括しました。
時折、VX-1000FAPが国内欠品してる場合に、VX-1703FAPを取ることもありますので、ご留意ください。
在庫であったり手に入る場合は、通販も承ります。
なかなか距離もあるしお越し頂きにくい場合は、是非何卒です。