RENO blog

こいだけエキサイトしたクルマ(?)は久しぶり｡

PIAGGIO Ape50

要は､Vespaのツーストローク50ccのエンジンミッションに､キャビンと荷台つけて､3輪にして､なわけだけども････
だから､ハンドルはベスパと同じくバーハンドル｡丸くないのよ｡

シフトチェンジは､左 レバーがクラッチ､握ってグリップごとひねってシフトチェンジ｡ウィンカーも左｡
右はレバーがフロントブレーキ､グリップがスロットル｡
右足にリアブレーキ｡お尻の下にチョークノブ｡

そう､ご存じの方は察しがつく｡Vespaと完全に同一｡(笑) (もちろん部品は違います｡)

違うのは､セルモーターがついてるのと､バッテリーがうすらでかいのが居る｡リアブレーキが油圧｡ワイパーがついている｡(驚)

乗ると､バーハンドル故なのかえらくクィックなステアリング｡(笑)
さくっと切るとあわや転倒か?なくらい｡(爆)

そう､だから､右ハンドルも左ハンドルも関係ない｡真ん中に座ってます｡(重ねて爆)

各操作系は重いです｡えぇ､カヨワイ女の子にはしんどいと思う｡でも､カワユイ女の子が乗ってたらスゴイ｡多分無理｡
各ワイヤーの先に何が居るかをなんとなく把握していないと何が起こってるか想像もつかない､この蜂蜜の瓶の底にあるものを樹脂の棒であっちへこっちへつつき回してるみたいな感覚｡

1速2速3速4速とエンジン回し気味にシフトチェンジして､スピード乗ったか?をお思ったより速いか?でもメーター見ると40Km/hも出ていない｡
そもそもこのメーターはアテになるのか?(さらに爆)

ブレーキ握って踏むと､転びそうな停まり方｡(重ねてドーン)

身長180cmの私が乗ると天井に頭がつきそうなくらいのキャビン｡
自ずと信号も見えない｡猫背を強いられる｡(さらに倍)

一生懸命走って一生懸命停まって｡こんな”運転してます”感がある乗り物は久しぶりだ｡
荷物積んだらいいかもしれない｡でも､走らないだろうなぁ｡いや､このくらいでいいんだろうなぁ｡
荷台でなく箱付に乗ってみたいところ｡もしかしたらすっごいイイかも｡いや､重いかも｡(どーん)

が､実用性には疑問を否定し得ない｡

その操作系といい動力性能といい､乗る側がその構造やら何やらを大まかに把握してそれに合わせた操縦を強いられる｡

いくらがんばっても今の道路事情には適さない｡一瞬1号線は無理だと思っていたが､かえって1号線の方がいい｡なぜなら､狭い道じゃあ皆様Apeさんを抜くのに四苦八苦｡

パランパランと信号待ちでアイドリングしてて皆に見られても我関せずな強靱な自意識がちょっと必要｡

でも､多分究極にエコロジカル｡焚いてる燃料なんかたかが知れてる｡いや､ツーストロークが環境に及ぼす影響は･･･んー､まぁ所詮50ccなので許してつかぁさい｡ ちょっと迷惑おかけするかも｡(にばいにばーい)

きっと飲酒運転もダメだし､駐車禁止の取り締まりも受ける｡あたりまえですが｡
ってぇことは､有料駐車場でもいっぱしなクルマと同じ料金､だよな｡やっぱし｡(笑)

でも､ヘルメットは要らないよ｡雨風しのげるよ｡乗ってるとニマニマできますよ｡(意味不明)

なので､やはり今となっては好事家向けな乗り物だと思います｡

いや､すっごく欲しくなりました｡今のうちに宣言しておきます｡

ワタシが､以下条件を満たせたら､乗ります｡

• 時間に追われない暮らしをしている｡
• ヒトのことは知ったことかな暮らしをしている｡
• これに大枚費やせるほど裕福な暮らしをしている｡
• でも､割と貧乏症だからねちねち自分で構ってみることができる暮らしをしている｡
• 仙人の域に達して達観した暮らしをしている｡

いや､そうでなくとも､乗ってしまうかもしれない｡ これに乗れるってのは趣味人として相当な贅沢ですよ｡

FIAT 126の方がまだ数倍イイ工業製品な気がする｡ﾃﾞﾓﾄﾞｯﾁﾓｽｷ｡ｳﾌ｡

というくらい､精神的に優雅､物理的にはどうよ?なケッタイな乗り物です｡
でも､その本質を理解した上で､欲しいヒト乗ってるヒトがいるのならば､是非何卒おつきあいお願いしたい逸品です｡

だから､欲しいヒトはご相談ください｡(謎)

This entry was posted on 水曜日, 1月 16th, 2008 at and is filed under et moi. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.