【EVENT REPORT】MiraFiori 2015

メイン2015年4月5日(日)、愛・地球博記念公園(愛称・モリコロパーク)で「ミラフィオーリ2015」が開催された。今年で5回目となった今イベントは、2011年が台風&大雨の中、決行。2012年は再び台風により延期(延期日は晴れ)、2013年、14年と連続で晴れたものの、今年はまた雨……。トータルで言えば、雨は今回で2回のみなのだが、初回のインパクトが強烈だったためか、雨イベントのイメージが定着してしまった感がある。しかし「雨で当然」と割り切ってるだけに、雨が降っても参加者からはさほど文句が出ないというメリット(!?)もあったりして。

今回のミラフィオーリは、200台を超える欧州車(一般)と25社を超える出展者となった。しかし、事前の雨予報からか、会場に集まったクルマはだいぶ少なかったように感じた。それでもゲストによるトークショーやフリーマーケットなど、参加者を楽しませてくれるイベントもあり、悪天候ながら皆、思い思いの楽しみ方をしているようだった。

第1回はイタリア車が多かったが、年々、その傾向は薄まりつつある。今回もドイツ車、イギリス車が多く参加しているが、とくに目立ったのはレンジローバー・イヴォークの集団。会場に並べられた約200台中、22台と1割を独占する勢いで、多くの人々の注目を集めていた。

では、会場を軽く回って毎回のとおり偏見に満ちた気になるクルマを紹介しよう。

 

145_915Morita(以下、M):安定の雨ですね。

Suzuki(以下、S):だね。もう驚かないね。

M:では、イタリア車からいきましょうか。145です。

S:あんまり見なくなったよね。

M:そうですねぇ。147はけっこう見ますが。僕は145のこの直線的でエッジーなデザインが好きです。

S:いいね。こうやってきれいパリッとして乗ってもらっているとうれしくなるなぁ。

 

クーペフィアット_916M:クーペフィアット。5台もいますね。前回も同じ車両がいたような気がする。ボンネットの開き方が特徴的ですね。

S:そうだね。

M:乗ったことないんですよねぇ。

S:おもしろいよ~。楽しいよ~。これをパリッと仕上げたいお客さんがいたら、全力で応援するんだけどなぁ。

 

X19_909M:X1/9です。小さなスーパーカーですね。

S:きれいに乗ってるね。大事にされてる感じが伝わってくるなぁ。

 

 

 

 

テージス_917M:テージスです。このオーラはすごい!

S:何てたってローマ教皇や大統領のご用達だからね。

M:永遠にこのクルマが似合う男にはなれそうにないです……。

S:いまやテーマがクライスラー300のリバッヂになっちゃったからねぇ。

 

パンダ100HP_920M:パンダ100HPです。もし次に乗るとしたらコレかなぁ。

S:いいよね。1.2のシングルカムでもそこそこ走るのに、1.4でツインカムで6MTなら楽しくないワケないよ。左ハンドルならなおさらイイ! パンダ2の4×4もね!

M:ですよねー。

 

ZTT_911M:はい。ここからはイタリア車以外で。いちばんのマイナー車じゃないですかね。入場のとき、SZよりも目立ってましたから。ローバーですよね?

S:いや、これはMG。

M:(後ろに回る)ZT-Tですって。珍しいですね。

S:だねぇ。ローバー車(ミニ、レンジローバー、ランドローバーのぞく)って、すごい勢いで増えたけど、すごい勢いでいなくなっちゃったよね……。

M:たしかに。

S:そういう意味ではプジョー206もその類かも。台数としては芳しくなかったルテ2のほうが生き残ってるもんね。不思議。

 

309SI_914M:309です。Siですね。

S:ん、このホイール……。

M:なんでしょう。

S:あー、分かった。106のだ。前期のXSiが履いてたヤツ。たぶん。

M:あー、そう言われればそうですね。違和感ないので、分かんなかったなぁ。

S:あえてそれを選ぶセンス、けっこう好きだなぁ。

 

406クーペ_921S:やっぱり406クーペは美しいね。

M:そうですねぇ。ほんと優雅です。

S:プジョー車でピニンファリーナがデザインした最後の傑作。末永く生き残ってほしいモデルだね。

 

 

 

トロジャン_919M:ハインケル・トロージャンです。トレーラーに乗っかってますね。

S:いわゆるバブルカーってヤツだね。

M:これ系の形はBMWイセッタが有名ですね。

S:こういう小さいクルマ、なんで作らなくなったんだろうね。やっぱ安全性の問題かな。

M:でしょうねぇ。

S:こういうサイズのクルマ、もっとあってもいいと思うんだけどね。電動化して増えてくればおもしろい。ルノーのTwizyみたいに。

M:ミニカー以上、軽自動車未満のマイクロカーが規格化されるみたいですけど、そういう部類に入ってくるんですかね。

S:そうね。そもそも軽でさ、経済性を求めるんじゃなくて、純粋に走ることを楽しめるクルマ、それこそ軽規格のセブンとかS660とかがもっと増えて、まっとうに売れるようになると、クルマ好きの流れが変わるんじゃないかなぁ、と思ったりもするんだよね。

 

フィエスタ_913M:フォード・フィエスタです。

S:フォードってどうなんだろう。ちょっと触ってみたいんだよね。実は何度か買いそうになってるし。

M:僕もフォードで乗ったことあるのは、テルスター、トーラスくらいかなぁ(古いな……)。

S:KAがいいなぁ。KA。買う人がいればね(ボロければ代車でいいけど)。

M:いいですね。僕も一回乗ってみたい。

 

イヴォーク_918M:そして、最後はイヴォークです。

S:すごい数だねぇ。

M:数えたら22台いましたよ。

S:1割独占!

M:個人的にはSUVってそんなに響かないんだけど、3ドアのデザインはかっこいいと思います。

 S:そうだね。まったくノーチェックだったけど、3ドアは意外とカッコイイ。

 

とまぁ、こんな感じで。ちなみに以前のミラフィオーリで紹介したクルマは省いちゃってます(といいつつ、重複してるのもありますが)。もちろん、他にもおもしろいクルマはありますが、あえて私たちの個人的な琴線に触れたもの、偏った愉しみ方ということでご了承ください。次回は晴れるといいねー!

 

全景_908※毎度のことですが、内容はその場のノリと気分でしゃべっていることが多々あります。多少は間違ったことを言っている可能性もありますが、ご容赦ください。また参加車両、勝手に撮影しちゃってすみません。もし「載せないで!」という方がいらっしゃったらご連絡ください。すみやかに削除いたします。

 

PHOTO&TEXT/Morita Eiichi

 

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4 Responses to “【EVENT REPORT】MiraFiori 2015”

  1. シバッチRS より:

    309は*************さんの愛車ですね。

    • えープラバイシーに関わりそうなので一方的に*に換えました。
      そーなのかー。存じ上げないですが。

      • Morita Eiichi より:

        クルマ業界では著名な方ですよね。
        さすがのセンスです!

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