エンジンの付いた乗り物を初めて手に入れたときのことを覚えているだろうか。最初に触れたのは原付、という方も多いかと思う。私のその例に漏れず最初のエンジン付き乗り物は原付だった。いままでの足であった自転車とは比べ物にならない動力性能を手にし、半クラッチの感触、シフトチェンジの楽しさ、焼けるオイルのにおい。そのすべてが新鮮で感動的だった。たとえそれが制限速度30km/hだったとしても、コレとガソリンとオイルさえあればどこまでも行ける気がした。いまでは少なくなったが、原付に乗るたびに当時の記憶が呼び戻される。そしてあのときの感動は、いつまでも忘れてはいけないような想いに駆られるのだ。
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