新型サンデロに乗ってその豹変ぶりに驚いた。フィアットパンダ2がパンダ3になったときのように、ここまで変わるものかと思った。ダシアはルノーのセカンドブランド、ローコストカーメーカー、東欧の得体の知れないメーカー……そんなイメージはもう古いようだ。
新車はラインナップされているグレードから自分の好きなものを選び、色を選び、オプションを選び……と自由度が高い。しかし、中古車は一期一会である。そのとき出てきたクルマが自分の欲しいものであるなら、価格はどうあれ、買うべきだと思っている。お金は後から生み出すことができるが、自分の好みにぴったりの中古車がもう一度、市場に出てくる保証はない。しかも、これからはエンジン車がどんどん減っていく。さらに中古車を買うのが難しくなる。
メーカーがエンジン車をラインナップしなくなる→新車でエンジン車が買えなくなる→中古車市場で良質なエンジン車が高くなる→中古車高騰(いまココ)→良質な中古車も買えなくなる→質の悪い中古車を買わざるを得なくなる→それすらも高騰していく……。このような状況になるのは、容易に予想が付くというものだ。
ヴィブルミノリテの新しい企画! なんて、たいそうなもんじゃないですが、今回はDIYをやってみようかと思います。その第一弾が「エアコンフィルターの交換」です。
Morita(以下、M)/(店の前の在庫車をチラチラ見ながら)こんにちは。
Suzuki(以下、S)/ああ、どうもー。
M/なんか新しいクルマが入ってますね。
S/トゥインゴ2 RS。オランダ仕様の中古並行車です。
M/へぇ。いいですね。いくらくらいで出すんですか?
S/そうだねぇ。85万円くらいかなぁ。
M/なるほど。あのつねづね疑問に思ってたんですけど、中古車の値段ってどうやって決めてるんです?
S/ああ、そう言われると一般の方は知らないかもしれないね。じゃあ、その話でもしますか。