朝、5時。ふだんならこの時間に起きるのはつらいが、クルマで走りにいくとなると話は別。いい大人になってもイベントの前日はワクワクするし、事実、目覚まし時計のアラームが鳴る前にパッチリと目を開けている。
さすがにこの季節になると5時はまだ暗い。自転車に乗った新聞配達の青年とすれ違いながら駐車場まで歩く。空気がピリリと冷たい。
イベントと言っても大層なものではない。気の合う仲間とクルマで走るだけだ。途中、うまいものでも探しながら。ただ、走るだけといってもふつうのツーリングとは少し違う。広い国道を漫然と、退屈に、走るだけなら何もこんなクルマを所有していない。
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