クルマのスペースには限りがあり、常に背反が伴う。大きくすれば、たくさんの人や荷物が乗るが、その分取り回しに苦労する。小さくすれば、その逆。とすれば、クルマのスペースには絶対的な優位性などないことに気付くのだ。広く、大きいからいい。狭く、小さいからいい。ではなく、その価値は、あくまでも自らの目的から生まれるべきものだ。このように使いたいから、これだけのスペースが必要だ。このように使いたいから、これほどのスペースは必要ない。さて、あなたの使い方は?
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FIAT Doblo
金曜日, 11月 8th, 2019【EVENT REPORT】French Blue Meeting 2019
火曜日, 10月 8th, 2019もうすぐ「French Blue Meeting 2019」ですね
土曜日, 9月 28th, 2019CITROEN C4 Cactus
土曜日, 9月 7th, 2019クルマのフロントフェイスは、人の顔を模していると言われる。いや、意図的に模しているのではなく、必然的にそうなったのだろう。2つの目、1つの鼻、1つの口の3種類が盛り込まれていて、その中でも特段「目」は重要でパーツである。クルマの顔を見たとき、どことなく人間の顔を想起させ、人は心理的に安心感を抱くのだろう。しかし、近年、その盤石と思われたフォーマットを崩しにかかるデザイン的な挑戦があった。目が4つあるのだ。人はその4つ目に対峙したとき、かなりの迷いを感じる。4つのうち、配置や大きさなどによって2つを正規の目として認識しようとする。「どっちが目なんだ?」その迷いは不安感を呼び起こし、やがて排除する方向へ進む……はずだった。