Archive for the ‘vive le minorité’ Category

RENAULT LUTECIA2

木曜日, 9月 30th, 2010

人によって捉え方は違うが、私にとってルーテシア2はルノー車の中でベンチマーク的な存在であり、ときによってはコンパクトな欧州車全般に乗るときの比較対象として常に引き合いに出すモデルだ。「ルーテシアに比べてここがどうの」とか「この辺はルーテシアと違ってどうの」とか。とにかく日常的に乗ってネガが見当たらない、というか、ネガがあってもそれを上回る良さがある。まさに大衆車の見本のようなクルマに思えて仕方がない。そんなルーテシア2もいまとなっては3世代目に突入し、1998年のデビューから12年が経った。いまあえて、そしてあらためて「ルノーの基準車」に乗ってみることにする。

(さらに…)

Share

車検と車検整備

日曜日, 8月 29th, 2010

一般的な自家用乗用車で2年に1度やってくる車検(新車の場合、初回は3年後)。正式には継続検査と言われるこの車検、期限切れが迫ってくると「あぁ、お金がかかる~」とお嘆きの方もいらっしゃるだろう。まぁ、たしかに車検にはそれがしのお金がかかるが、天下の公道を人様に迷惑をかけず、安全に走るためには、最低限の整備が必要。では実際、車検や車検を通すための整備ってどんなことをやってるの? あんがい詳しく知られていない(かもしれない)ので、RENOさんの社用車(1999年カングー1.4 RT 走行距離約160,000km)をモデルにあらためてレポートしようと思う。ちょうど車検のタイミングだったので。

(さらに…)

Share

FIAT PUNTO HGT

木曜日, 7月 29th, 2010

「やっぱりデザインがいいんだよなぁ」と、イタ車を見るたびに思う。それはクルマだけでなく、イタリアのプロダクトすべてに共通する認識だ。「モノを作るなら、デザインせずにはいられない!」といった想いがプンプンにおってくる。フィアットのベースを担うプントも言わずもがな。どっから見ても、やっぱかっこいいなぁ、ほんとに!

(さらに…)

Share

最近の1.2TBってどう? ~RENAULT CLIO GRANDTOUR

金曜日, 6月 25th, 2010

メイン3540前回の続き、ということで今回は「最近の1.2TBってどう?」と銘打ち、欧州では主流になっている「小排気量+過給機」を組み合わせたクルマに乗ってみた。しかもちょっと変わりダネのクリオ・ワゴン「グラントゥール」である。1.2リッターにターボを組み合わせたエンジン、そして絶妙のサイズ感を持つワゴンスタイルはどんな印象を与えてくれるのだろうか。

 

(さらに…)

Share

最近の1.2リッターNAってどう? ~RENAULT TWINGO & CLIO 1.2

土曜日, 5月 29th, 2010

「知足」という言葉をご存知だろうか。これは『老子』の「足るを知る者は富む」からきた言葉で、簡単に言えば「満足することを知っている者は、たとえ貧しくても精神的に豊かである」という趣意だ。シェークスピアの『オセロ』にも「Poor and content is rich and rich enough.(貧しくても満足していれば充分に豊かだ)」というセリフが出てくる。人の欲望にはきりがない。それゆえに多くを求めず「これで充分だ」と思える人は賢く、慎ましやかだと思う。これだけモノがあふれた現代だからこそ。

(さらに…)

Share

PEUGEOT 106 Rallye

月曜日, 4月 19th, 2010

走り3341「やっぱ軽いクルマはイイなぁ」と、106 Rallyeに乗った人ならきっと同じような印象を抱くはずだ。現代の豪華な軽自動車と同じくらいの車重に高回転まで軽々と吹け上がるエンジン、絶対的な速さはないけど、速く走っているような気分になれるクルマは、いまとなってはそうそうあるもんじゃない。パワーを求めるならいくらでもそれに該当するクルマはあるが、軽いクルマとなると見つけるのが困難な時代。だからこそ、106 Rallyeは貴重なんだ。

(さらに…)

Share

【CROSS TALK】vive le minorité的、中古車論 ~その価値と価格

火曜日, 3月 23rd, 2010

リフトアップ3300クルマを買うってことは難しい。お金の問題もそうだが、たとえば乗りたいクルマがあったとして、新車で買えるのであればそりゃ新車を選んだほうがいいに決まっている。新車は偉大だ。だってすべてが新品なんだもん。タイヤもオイルもブレーキフルードだって新品。ときどきリコールがかかることもあるが、販売の前段階のことは抜きにして、品質の面ではいちばん安心できるといってもいい。しかし欲しいクルマが新車で購入できない場合、または予算的に新車を買えない場合は中古車を選ぶことになるが、中古車とは文字通り誰かが使っていた中古のクルマ。ということは、いままで誰がどのように乗ったのかよく分からないクルマを買うということであり、それはけっこう勇気がいることだ。当然、慎重になるだろう。さて、あなたはその中古車選びにおいて、何を基準にするだろうか?

(さらに…)

Share

RENAULT MEGANE 1-2

月曜日, 2月 15th, 2010

メガーヌ2イメージ3212先月のカングーに続いて実に運がいい。今回はボディ形状こそ違えど、メガーヌ1とメガーヌ2の両方を試乗する機会に恵まれた。デザイナーとしてフォードに、コーポレートデザイン統括としてVWで活躍したパトリック・ルケマンの代表作と言ってもいいメガーヌ。その2台のインプレッションをお届けしよう。

 

 

(さらに…)

Share

RENAULT KANGOO

水曜日, 1月 20th, 2010

新旧比較3006 1997年のデビュー以来、全世界で累計250万台以上が販売された先代カングー。日本には2002年に正規販売が始まり、ルノー・ジャポン史上、単一車種として最も売れた。その数9,000台以上。「なぜにカングーはこんなに愛されたのか?」。あのファニーフェイスを見ていると、そんな疑問を抱かずにはいられない。

(さらに…)

Share

PEUGEOT 106 S16

火曜日, 12月 15th, 2009

メイン2893エコカー全盛の時代なので、いまさらこういう車種を取り上げるのは時代遅れかもしれない。プジョー106 S16。いわゆる“ホットハッチ”と呼ばれたジャンルの中でも「小粒でピリリと辛い」元気車である。日本国内では1996~2003年まで販売され、クリーンなエクステリアデザインと気持ちよく回るエンジンによって、走りを好む若者に受け入れられた。その人気はいまだ健在といったところで、中古車市場でも低走行距離の最終型は、いまだに130~150万円ほどで売られているほどだ。これは新車価格が230万円前後だったことを考えると、かなりの高値を維持している。

(さらに…)

Share