ガソリンエンジンと同じく、クルマに搭載されるディーゼルエンジンもやがて消えゆく運命にある。そもそもディーゼルエンジンが悪者に仕立て上げてしまったのは、2015年のVWによるディーゼルゲート事件だと個人的に思っている。日本のハイブリッドエンジンに勝てないと考えたEU諸国のカーメーカーは、ディーゼルエンジンに活路を見出したはずなのに、自らの首を絞めてしまった。苦境に追い込まれ、その代替策としてEVを表舞台に上げた結果、ガソリンエンジンまでも巻き添えを食ってしまった。偏見に満ちたストーリーかもしれないが、ガソリン、ディーゼルともに内燃機関に乗れる時間はもう限られている。