【番外編】祝! 東京モーターショー開幕 毎日1ネタずつ紹介します。【5】

メディアが紹介する東京モーターショーのレポートでもあまり大きく扱われないのがトラックなどの商用車。でも自動車がモノを運ぶためにつくられたものだとしたら、トラックはまさにその使命を果たし続けているわけで、私たちが生きていく上でなくてはならない“働くクルマ”なのです。

商用車の世界にも、というより商用車にこそ環境性能が求められる時代にあって、乗用車と同じくハイブリッドや(まだ実用化はされていないものの)100%電気で動くトラックも目立ちます。ふだんは別に気にもかけないトラックですが、こういう場所でトラックをまじまじと見るのはけっこう好き。乗用車と桁外れのスペックに驚きたいんですね。
で、やってきたのが「ボルボ・トラック」。ブースの一等地にはフラッグシップモデルの「ボルボFH 6×4トラクター(第5輪荷重25t仕様)」が鎮座しておりました。エンジンはD13Hの12,777cc直列6気筒インタークーラーターボディーゼルで14速マニュアルトランスミッション。車両重量は10,400kg最高出力は382kW(520ps)/1800rpm、最大トルクは2350Nm(240kgm)/1050~1500rpm。約1万3000ccもあるのに、520馬力しかないんだー、と思ったら、トルクは240kgm! なんだこの数字は。うちのSAXOなんか14.7kgmしかないのに。ちなみにお値段は約2,200万円。このスペックを見た後だとなんだか安く感じるなぁ。

TEXT & PHOTO/Morita Eiichi

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