climatisation | compresseur

ある意味、時期ネタ。エアコンのコンプレッサー。

さぁ、夏が近づく。クルマは大抵屋外に放置されてる上にガラス張りだったりしてますので、車内は暑くなるので、エアコンはあると有難い。

つーか、要ります。暑いの耐えられません。緊張の夏日本の夏、とりわけ名古屋の夏はもえりゃぁ暑いでかんわー。

が、そのエアコンってやっちゃ、冷やすだけってな割に、実は難解な構造してまして・・・
エクスパンションバルブ、エバポレーター、リキッドタンク、コンデンサー、電動ファン、コンプレッサー等々、全て連携してガスを圧縮して噴射して、適切に動作してくれて、やっと冷えるという、ヤヤコスィ構造してるわけです。

で、今回のお題は、コンプレッサー。

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コンプレッサー。栄えある国産品。でも漏れる。経年劣化とはかくなるもの。洋の東西は問わない。

エンジンの回転数を使って、エアコンのガスを圧縮してる訳ですが・・・
言うには簡単ですが、中でどういうコトやってるかってと・・・

エア・コンディショナの完全整備 / 伊達肇著
勝手に私がエアコンの教科書と呼んでるこの本を読むと、謎深まってドツボにはまりますが・・・

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怒られるかも知れないから、画像のみ。
(説明しにくいから絵で図解してるトコ。)

まぁ、こんなことらしいです。この本にはコンプレッサー含めカーエアコンの構造からトラブルシュートから色々載ってますので、エアコン壊れて直すのにたっくさんお金要るよって車屋さんに言われて、それが納得いかない方はこの本買って勉強するといいと思う。数千円で納得できるはず。

でも、この本買え勉強しろってのも不親切なので、わかりやすくかいつまんで説明しよう。
(いや買って損な本じゃないですよ。すんごぃく勉強になりますので、買ってください。)

エンジンの回転運動をプーリーに内含された電磁クラッチで断続させつつ、ピストン運動に変換してガスを圧縮するもの。
それがコンプレッサー。
これで数千円浮きましたか?役に立ちましたか?(ニコニコ)

それがコンプレッサー。かいつまんだって突っ込みどころ満載。クラッチはどうよ気体を圧縮する気密はどうよそんな動きしてて唸らないのかいな云々。

そりゃそれ相応精密機器。

いつかは、上の画像みたいに、うっすらと蛍光剤(ガス漏れ検知用の蛍光色の染料)が各部よりしみ出して、蛍光色なコンプレッサーになったりする。

こうなったら、換えざるを得ないわけ、なのですが・・・

なにせ、精密機器、なので、安くない。
(とはいえ、某社の新品がボッソい中古車並みな値段ってのもドーカと思いますけども。)

リビルドとかって手もあるが、それにしたってその疑わしきを全部新品に換えてリビルドしてたらそんなんそれ相応の値段になってしかるべしなので・・・
その場しのぎにしかならない場合も怏々として。

えぇ弊店、非常事態を除いて現品リビルドはしません。品質に全幅の信用おけない場合があるから。(モノが手に入らない場合はしょうがない。)
メーカーがリビルドしてるものであれば、吝かじゃない。それ相応の価格しますが、それでも新品みたいに目の玉飛び出て田舎っぺ大将の涙みたいになることも希。
(問題は、あるかどうかですが。)
その辺のロジックは、オルタネーターも一緒です。

で、エアコン効かせるためにはこれを換えて臨まなきゃイカン場合もあるんです。

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一枚目、シトロエンC4 1.6 HDiのコンプレッサーが逝かれて、純正新品が国内欠品な上に、4種類あってバックオーダーで手配しようにも文字通り四種楚歌ちがう四面楚歌。
通常の取引先で社外品探してもなくて、むーんと途方に暮れてたら、別のところで見つかった社外品コンプレッサー。リビルドではあれど、純正新品よりいくばくか安価であった。ってかこの場合、あって手にはいることの方が重要。新品コンプレッサー手配してる内に夏が終わってしまう・・・
二枚目、シトロエンクサラピカソ用。ラストサマー加圧不足を指摘されディスサマー全く効かず。ネクストサマーまで我慢したら死んじゃう。さぁ換えよう。手に入ってよかったね。

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スケジュール的な都合で、換える前の画像を撮りそびれてしまったので、換えたあと画像。Lutecia3/Clio3,コンプレッサーからガスが微妙にジャジャ漏れで半年保たない、ので、意を決して、社外のコンプレッサーに換えたったどー!の画です。純正新品が目ン玉トび出る価格だったので、チトばかし助かった、ヨカッタネ。

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ルノールーテシア2クリオ2のエアコンコンプレッサー。やっぱし純正はギョとする値段だったので、社外のコンプレッサーに換えた。とはいえ栄えあるMade In Japanのサンデン製。(純正も多分そうだけども。でも漏れるけれども。)
三枚目もルーテシア2のコンプレッサーだけども、ちょっと眺めが違う社外品。同時交換推奨なValeo製リキッドタンクも一緒に。


今をときめく、ルノートゥインゴ1OHC用のエアコンコンプレッサー。車本体を安価く探して壊れたら直せず捨てる人からすると、高価すぎて買えない換えれない逸品。好きで乗ってるから直すゾの人からすると、純正より安価で非常に助かる逸品、でもある。

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ルノー カングー1 1.4のエアコンコンプレッサー。純正はやっぱしギョとする値段だったが、この手の社外品ならまだ真っ当な値段で手に入る。

二枚目のコンプレッサーで換えたKangoo、どぉやら過去のオーナーはガス漏れ容認看過、ガス補充だけして見過ごす夏を過ごすの骨太の方針を貫いたらしく、最初はエクスパンションバルブの漏れだけだったんじゃないか?が、潤滑不良でコンプレッサーまで逝からかして、最終的に1ヶ月もたないんじゃないかってくらいジャジャ漏れになってる。そうなったらリキッドタンクも怪しいという、全部換えなきゃ真っ当にならない、同時多発テロに至ってしまったらしく・・・
三枚目のコンプレッサーは、弊店社用車なわけだけども、元から吐出圧不足で効かないエアコンだったが、ようよう耐えられなくなってきたので、リキッドタンク共々換えてしまえの暴挙に出ることにしましたよのさ。
で、四枚目、あぁコンプレッサーとリキッドタンク、エキスパンションバルブも換えて、エアコン動作復旧を画策してる間に、上のオルタネーターが逝去した。20万キロだから、さもありなん。下のコンプレッサーなぞチコっとしか見えない・・・

そんな、バカげた事態を招かないよう、適宜維持管理と保守は必須ですよ。
ってか、今回のオーナーはそんな自転車操業は許さない方針なので♪換える換える♪

ともあれ、エアコン修理、夏前に、済ませておきましょうねぃ。大抵、シーズン前にご要望が多いので、そのピークにはモノが欠品してたりします。ないモノは換えれないので直せなくなります。なので、モノはあるうちに買って換えて、フンフーンと涼しげに夏を越しましょうね♪

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