12月某日。RENOさんに行くと店の前にテンサンラリーが置いてあった。「お!」と思ってマジマジと見つめる。かなり塗装がヤバめな感じ。ああ、そういえば、このスピードライン履いてるテンサンラリー、以前どこかの駐車場に停まっていたのを見かけたことがある。そのときはチラッと見ただけだったけど、だいぶ長い間、動かしていないような印象だった。
みんな大好き、テンサンラリー
Morita(以下、M):すずきさん、このテンサンラリー、どうしたんですか?
Suzuki(以下、S):ウチのお客さんでね、クルマがそろそろしんどいので、買い替えようかという話があって。それがこのテンサンラリーなんですよ。
M:これが下取りってことですね。
S:そう。テンサンラリーと言えば、僕がこの仕事を始めた当時、たくさん売ったし、自分もいいクルマだなぁと思ったからワクワクするわけですよ。
M:しますよねぇ。
S:1t以下どころか、800kg台前半の車重で1300のちょっとバラバラいうくらい圧縮比の高いエンジンで、手巻きウインドウ、パワステなし、ストイックの塊みたいなクルマで「これいいよねぇ」って。でもさ、1993年に登場して以来、すでに25年以上経ってるわけですよ。
M:ああ、そうか。もうそんなにむかしなんだ。
S:で、その方がエアコンなしもしんどいので、普通のクルマに買い替えたいと。ウチのお客さんなので、その方がテンサンラリーを持っていることはもちろん知っているんですが、しばらく見てないので、引き取ってから考えますわ、と。そういういきさつなんだよね。
M:なるほど。
最近、20年、25年経ったという現実から
目を背けられなくなってきた。
S:僕の嗜好ってさ、その時代で停止してるんだよ。時代がそこで止まっちゃってるんだよね。
M:それは僕もそうですよ。
S:まぁ、そうだよね。その時代のクルマ、当然年数経ってるから距離乗ってるだろうし、いろいろトラブルもあるだろうけどっていう現実はあるけど、いまでもテンサンラリーみたいな、そういうクルマがあれば乗ってみたいなって。
M:まさにそのとおりです。
S:だけど最近、20年、25年経ったという現実から目を背けられなくなってきた。
M:どういうことです?
S:うん、どういうことかっていうと、以前はこれくらいのクルマだったら、こうすれば何とかなるだろうとか。こうすればまだ見れるよね、とか。乗る分には支障はないよねってくらいまで持っていけたけど、それがもうできなくなってきてる。限界なのかな。テンサンラリーがそのちょうどいい例。
M:ああ、そういうことですか。
S:ネットでさ、写真見て、年式見て、距離見て、値段見て、高いとか安いとか言ってるだけなら、勝手にやってりゃいいのよ。でも、実際にそれを乗るとしたらどうなのか。数十年前のクルマで、特にこのテンサンラリー、後半は放置車両に近い状態だったんだけど、そういう風になっていることがままあるわけですよ。だって「もういいや」って思ったクルマに手を入れる人なんていないし。これまではね、そういうクルマでも何とかできる範囲にあったんだけど、ここ数年、それが無理になってきたということなんだよ。
M:うーん、それは悲しいけど、現実ですね。
S:ただ、みんながみんな、そうじゃないよね。いま大事に乗ってる人のクルマはちゃんとしてるのが少なからずある。そういう人たちは、壊れたら壊れたでちゃんと直してる。でもそういう人のクルマが市場に出てくるのはまずない。
M:ですよねぇ。
S:今回のテンサンラリーは、その逆の意味で極端な例なんだよ。
M:そうですね。真逆ですね。
写真で見ると妙にきれいに見えるから。
S:このクルマが置いてある状態、モリタさんも見たでしょ?
M:見ました。
S:そのとき、外から見て「まだいけるかもしれない」って思った?
M:思いました。夜だったので、細部まで分からなかったけど、悪くないって思いました。
S:そうだよね。でも、本当の現実はどうなのか?
M:こわいなぁ……。
S:でもさ、考えてみて。25年以上経てば、プラスチックだってボロボロになっていくわけだし。布ですらそうなるからね。
M:布? 布のレベルでそうなんですね。
S:ボロボロになるし、色も抜けるし。
M:じゃあ、僕ら中古車屋はそういうのをどうしてるのか? こうすれば何とかなるよねっていうノウハウはあるんだけど、そのレベルが1、2、3、4って上がっていって限度を超えるとこりゃダメだってなる。
M:そうかあ。
S:クルマって車検に通って走る、曲がる、止まるができればそれでいいのかって言うとそれだけじゃないよね。そのクルマがそれなりにいい感じで乗れるようになってないと意味がない。じゃあ、このテンサンラリー、単に車検取って乗れればいいの? ってことになるとそうじゃないでしょと。
M:テンサンラリーらしい走りをさせてあげたいですよね。
S:よくさ、この手の古いクルマをネットで見つけて、写真見ると何となくきれいそうだから買っちゃおうかっていう人、いるよね。
M:いますね。
S:僕はカーセンサーに載せるときでも、写真は1枚しか載せてないんだよ。
M:なんでです?
S:写真で見ると妙にきれいに見えるから。それで判断してほしくないもん。
M:そうですよね。七難隠す。
S:写真見てどうこう言っていいのは、酒のつまみにするときくらいで、買うときに写真だけ見て判断するのはどれだけ危険かっていう話です。
S:外装、見てくれだけの話なら、ステッカーを全部剥がしちゃうか、新しくつくって貼るか。純正はもう手に入らないからね。塗装が剥げてるところは、タッチアップで何とかなる。テールランプも中古を探すか、樹脂なんで何とかリペアはできそう。全体的に気合い入れて磨けば、けっこうまともな感じになると思う。
M:機関的にはどうですか?
S:機関的にはタイミングベルト換えてるし、いまもバッテリーつなげば普通にエンジンかかるので、特に問題ないと言えるでしょう。
じゃあ、内装を。
できるうちにやっといてよ。
いずれやろうと思ってもできなくなるんだから。
S:外装を磨くのは、たかが知れてます。それで何となく写真の見栄えを良くすることは可能。車検取るのも何とかなると思う。というのも、以前の車検でホイールシリンダーがちょっと危ないかもね、というくらいの状況だったので。ブーツ類も破れたりしていなかったので、車検は問題ない。
M:なるほど。
S:機関系は、この方あんまり乗らないし、整備関係もウチでやってたので特に問題なし。問題はイス。ああなっちゃってる以上、張り替えざるを得ない。運転席は社外品に換えるとしても、助手席、後席もあるからねぇ。これを棚上げしたとしても、2、3年も保たないでしょう。
M:そうですね。もしかしたら1年も保たないかも。乗り降りするたびにウレタンの粉が服に付くだろうし、穴はどんどん広がっていくだろうし。
S:まぁ、前席2脚社外品に交換して、後席取っ払うコンペ仕様にするならいいけどね。カーステ、ナビも何とかなる。見てくれで何ともならんのは、やっぱイスとダッシュボードだよね。
M:そうですね。
S:若かりし頃、一瞬でも買って乗りたいなと思ったクルマでも、25年以上経つとこうなっちゃうんだよね。だって大きな病気とか一切なかった僕が、50にもなると一時期集中的に病院に通ったこともあったんだから。栗緒さん(猫)ですら、腎不全で病院行くようになっちゃって。栗緒さんの場合はお客さんにこういう状況なんですって言ったら、みんな募金してくれるけど、クルマはそうはいかないもんね。
M:人のクルマに募金してる場合じゃない(笑)。
S:イス、フロント2脚と後席を張り替えるとしたら、30万円くらいはかかる。それと最大の問題はダッシュボード。軽度なうちに形が取れていれば、FRPかなんかで1枚つくって上に被せちゃうってこともできたかもしれない。でも、いまからだと新品はもうないし、中古品も同じような状態になってる。そもそも外すときに割れるだろうね。
M:たしかに。
S:仮にダッシュボードが10万円で手に入ったとする。交換するとしても、あれ、換えるのがえらい大変なので、工賃だけで10万くらいいっちゃう。どうせダッシュ外すならヒーターコアも換えておきたいけど、これもないでだろうなぁ。まぁ、それはしないにしても、イスとダッシュボードだけで50万円。
M:ひえぇ~。
S:クルマ屋としては、最低限でも見れるようにして、せめて3年くらいは走れるようにしたい。50万円くらいでなんとかなるなら起こしてみたいけど、この場合、原価割れが明白。
M:そうですねぇ……。
S:そう考えるとさ、その当時、好きなクルマに乗れていた人たちは幸せでよかったなぁと思うよね。テンサンラリーやS16のお客さんがたくさんいて、サーキット持ち込んでさ。2台、3台乗り継いだ人もいたほどだった。でも、いまからそれをやるのって当時の何倍も苦労しなきゃいけない。
M:うむむ。
S:これは106に限ったことではなく、同年代のクルマにも同じようなことが言える。パンダ1とかキャトルとかね。かっこだけでは乗れないよね。
M:ほんとにね、その通りです。
S:当時、国内に輸入されたテンサンラリーって、推定で150台くらいだったと思う。XSiも含めるとおそらく300台くらいかなぁ。でも、大方、息絶えている。解体屋に部品取り車があるならいいけど、テンサンラリーの場合、それもほぼ期待できない。逆に言うと、このテンサンラリーが部品取り車になる可能性のほうが高い。内外装は質が良くないから、機関系の、エンジンとかドライブシャフトとか、そういうパーツが使えるだろうね。
M:まぁ、でも部品取り車として別のクルマの役に立つなら、それはそれでこのクルマの価値があるってことですよね。
S:そうだね。うちが最近、あんまり古いクルマを扱うのはやめようという方向性にあるのは、キャトルはおろか、106でもこういう状況になっているから。もうそういう時代になっちゃってるんだよね。
M:そう考えると、その時代のクルマに乗っている人たちは、大事に乗らないといかんですね。
S:そうだよ。だからいつも言ってるじゃない。「できるうちにやっといてよ。いずれやろうと思ってもできなくなるんだから」って。
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おまけ(といいながら、それなりのボリューム)
後日、RENOさんに寄ると、カングー1 ph2(2005年式 走行距離約160,000km、右ハンドル・5MT)が店先に停まっていた。話を聞くとテンサンラリーほどではないにしろ、なかなかつらい状況。内装はきれいだが、塗装とクラッチがダメだと言う。
40万円も出してできあがるのは
160,000km乗った普通の中古のカングー。
M:あれ? きょうはカングーが。
S:そうそう。ちょうどいい感じのクルマでしょ?(笑)
M:この前のテンサンラリーよりはずいぶんマシに見えますが……。
S:まぁ、そうなんだけど、それなりだよ。このカングーをモノにしようとすると、まず受け面(屋根やボンネットなど雨が当たる面のこと)を全部塗らないといかん。
M:けっこう逝ってますもんね。
S:リアゲートの上、屋根一面、屋根の端っこ、フェンダーの部分ね。あとボンネット。まぁ、ほとんど全塗装に近い感じになる。この手のやつは古い塗装をしっかり剥がしてから塗らないといかん。あの上から塗ると、また剥がれてくる可能性があるから。だからそれなりに高くつく。
M:なるほど。
S:あとクラッチは滑ってないけど、どえらい重い。むかし乗ってたマセラティ222 4V並みに重い。なので、ミッション降ろしてクラッチ3点換えて、せっかくだからワイヤーも換えたいね。90,000kmの段階でタイベル換えているらしいけど、いま160,000kmくらいなので、そろそろ交換したほうがいい。履いてるスタッドレスはバリ山だけど、夏タイヤがないからタイヤもいる。車検も取る。内装はきれいなんだけどねぇ。それでいくらになるか?
M:ハウマッチ?
S:まぁ、これだけやらないかんとなると、だいたい見当付くかもしれないね。安くはない。塗装で10万円くらい。クラッチ交換はミッション降ろすならフライホイールの向こう側のエンドシール? 換えて、ドラシャのブーツも換えたいところだけど、まぁ、それは目をつむったとしても10万円くらいはいる。大雑把な話だよ。あとタイベル。もしかしたらクランクとかカムのシールも逝ってる可能性もあるけど、順当にウォーターポンプも換えて、タイベル換えて、社外品でうまくまとめてこれも10万円くらい。あと、車検。そうすると合計で40万円いかないくらい。
M:まぁ、そうですよねぇ。
S:たとえクルマ代がタダだとしても、40万円はいるってこと。だけど40万円も出してできあがるのは、160,000km乗った普通の中古のカングー。
M:それを言われると現実ではあるものの、なかなかつらい……。
S:じゃあ、そんなカングーを誰が乗るのか? ATなら、これ以外にももっといっぱい市場にいる。でも、これは5MTだからね。あんまりいないから、乗りたいっていう人もいるかもしれない。あと、完全におもちゃとして乗り倒す人か。色なんか変えちゃえ! 自分で塗っちゃえ! とか。でも、クルマ屋としては、この状態でそのまま売るのはね。ただ、僕らも商売なので売れる前にお金かけて直すなんてことはなかなかできない。
S:まぁ、でも年式から考えると160,000kmくらい乗ってても不思議じゃないしね。僕らの想定では年間10,000kmくらいは普通。ましてやカングーなんて、そもそも荷物車だからいろんなもの積んであちこち行くわけだよね。そうすると年間15,000~20,000kmくらい乗ってもおかしくはない。塗装についても、青空駐車で管理が悪ければ、こんな風になるのも珍しくない。
M:うむ。
S:ちょっと前まではこんな案件はそんなになかったんだよ。でも、いまとなってはこれが普通になっちゃってる。106はこのカングーよりもっと古いから、すでにそうなってるんだけど、カングーですらこうなってしまっている。
M:もうそういう時代に突入しちゃってるんですね。
S:そう。大して距離も乗らず、外装も色あせず、クラッチも滑らず、もし滑ったとしてもちゃんと交換してるやつってのが、安いわけがない。160,000kmのカングーでも、このクルマみたいにクラッチがダメじゃなくて、塗装もダメじゃなくて、とりあえず問題なく乗れますよっていうのは、20万円くらいしてもおかしくないんだよ。過去、手が入っている、すなわち、前オーナーがお金掛けてるというのは車屋的に言えば、原価高いのよ。
M:そうですね。
S:車両価格が10万円で、車検も1年残ってるクルマを買ったなんて話を聞いたりしたことあるけど、クルマ屋からすると、それってどういうクルマなんだろうって。個人売買ならまだしも、間にクルマ屋が入っていたら、10万円で済むわけがないじゃない。
M:それなりに手を動かしてるわけですからね。
ルテ2 RSが代車になる時代が来たか。
S:じつは向こうの駐車場にもう1台あって。
M:え、そうなんですか? ああ、ルテ2 RS?
S:そうそう。なんかタイミングよくそういうクルマが集まっちゃって。ルーテシア2 RS(2004年式・走行距離約120,000km・左ハンドル5MT)なんだけど、このクルマは僕が売ったクルマではないけど、縁があってウチでお世話をさせてもらったクルマ。
M:そうなんですね。
S:今回、買い替えるということで下取りに来たんだけど、タイベルは前々回の車検のときに換えてます。一回、ミッションが壊れて。インナーブーツ破れでミッションオイルぶちまけちゃって、ミッション積み替えている。そんときにクラッチも交換してる。なので、大ごとはやってるんだよね。でも、さっきのカングー同様に、屋根とボンネットが色あせてる。
M:ああ、そうなんだ。
S:細かいキズもちょこちょこある。内装はまぁ、年式相応で縫い目がほつれてたり、フロアマットがヨレヨレになってたり、ウィンカーレバーがリターンしないとか、いろいろ細かいことはあるけどね。エアバッグの警告灯も付きっぱなしになってて。きのうあれこれいじってたんだよね。助手席のエアバッグが原因だろうと思ってたんだけど、消えなくて。結局、運転席のエアバッグが原因だったんだけどね。経験則で言うと、ルテ2は助手席のエアバッグが不調で警告灯が付くことが多い。今回は運転席だったんだけど、おそらくいずれ助手席も逝く。
M:逆にやっかいだったんですね。
S:安くない部品だから中古で探したくなるよね。でも、みんな同じような年式だから同じような壊れ方をするから、中古もあんまり期待できない。ウィンカーのレバーはまぁ、大したことないよ。あとね。最大の長所は車検が1年残ってること! これだったら、某オークションで5万円スタートで買う人いるかなぁ?(笑)
M:いるでしょうけど……。まさかしませんよね?
S:しない。クルマ屋がそれやったら、完全に自己否定だよね(笑)。だから、完璧ではないしろ、そこそこちゃんと直して乗ってくれる人がいればいいよねと思ってる。でもねぇ。そういう人いるからなぁ。車検が1年残ってるから、代車として最適だけどね。
M:代車! そうかぁ。ルテ2 RSが代車になる時代が来たか。
S:幸いなことにウチのお客さんは変わった人が多いから、普通のATのクルマとボロいルテRSならどっちがいいって聞くと、たいてい「ルテRSで」っていう人多いから(笑)。
M:僕もそっち選びます。
S:つまり、使用価値があるってことなんだよね。ちゃんと使えるから。代車としてでも使えるってことは、それなりに価値があるってことだよね。
M:そうですよね。だからそれなりに値段は付く。乗ってくれる人がいればですけど。
S:106はもちろんだけど、このカングーもルテ2ですら、限界の領域に来てる。いいクルマなんだけど、かつてのいいクルマは瀬戸際まで来てるってことだよね。
M:なんかしみじみしてしまいますが、それが現実なんですよね。僕も含め、90年代、2000年代前半のクルマに乗ってる皆さん、クルマ大事にしましょうね。
TEXT & PHOTO/Eiichi Morita
私のRSは、この夏、オルタネータのステーが折れて、ベルトが…
大変でした。そのとき代車がメガーヌRSだった。
それは大変でしたね……。
その後、代車のメガーヌRSに乗り換えたってオチではないですよね?(笑)
以前にココで取り上げられたサイン入りメガーヌ2RSの預かり主ですが、
今回の噺は身につまされる話題ですなぁ。
ウチのも謎のエンジン警告灯とか、燃料ポンプとか、
内装のヤレとか、順調に減ってきたタイヤとか。
耳と財布のイタい話ではあるけど、
この年式特有のイカれた(誉め言葉)車両を維持するためには避けて通れないんですよねぇ。
綺麗に磨いているだけじゃホントの意味で大切にしてることにならんってのは理解はしてるんだけど。
そうですねぇ。。。いいバランスで維持してるって相応にいろいろ手が掛かってるわけで、その過去の役務の数々は枚挙に暇がないわけで・・・
そこで持て余したモノが安価いでイヤァァァァアアァァアァァアァァアッッッホオオオオォォオォォオォオォウゥウウウウウゥゥできたとしてもだねぇ・・・
なので。