allumeur / semi ou full transistor ignition system | Valeo / LSI Ignitor : 永井電子 / 123 ignition

サパーリわからん。ディストリビューターのことです。
最近のクルマには用事ないですが・・・

昔のクルマには、ディストリビューターってのがいて、各気筒のスパークプラグに電気を送ってます。
そのまた昔のクルマは、そのディストリビューターの中に、ポイントと呼ばれる接点や、ガバナーと呼ばれる、バキューム(インテークマニホールドの吸気圧)で動くダイアフラム等が居て、進角・遅角させて、機械的に点火するタイミングの調整・制御してます。

ポイント、その名の如く、点、接点な訳で、長期に渡って使ってると、摩耗してきたりで、調整したり交換が必要になります。消耗品です。
ガバナーのダイアフラムもいつか破れます。
(とはいえ、数千キロで換えろとか、そんな短くはないです。数万キロは持つんじゃないかな?)

また、機械モノってか、ぶっちゃけバネでポイントをパチパチ断続させてる、ダイヤフラムを吸気圧でペコペコさせてるってものなので、緻密な制御ができない。だいたいな線で充分だとされてたおおらかな時代。
だが、時を追うに従って、排気ガス規制が厳しくなる、クルマが高性能化していくに従って、その辺を厳密にしないと対応できなくなってきた。それを為し得るために、機械的にでなく電気的にっていうか、IC制御とかになる、電気化していって、接点のないもの、いわゆる、フルトランジスター化して、姿を消していった。

ということで、今となっては、忘れられた部品になりつつある、ポイント。

でも、じゃあって、当時ポイントだから、皆様スッゲ困ってた、って訳でもないポイント。

んでも今となっては旧態依然な構造な訳ですので、それをなんとか今風にアップデートしたい、という欲求は昔からあって・・・

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永井電子 ULTRA SEMI TRANSISTOR IGNITION SYSTEM

ポイント式点火車系チューンで最もコストパフォーマンスに優れ、取付けの簡単なセミトラ・システム。従来のコンタクトポイントに小さな電流を流し、点火信号をとり、トランジスターがポイントの代わりに1/100万秒という早さでスイッチングを行うので、ポイントの焼損を防ぎ、強力な点火スパークが得られます。燃費、加速の向上とともに、特に、極寒時のエンジンスタートは格段に向上”セル一発の始動性”を実現します。ポイント式点火の軽自動車、輸入車や旧型車のレストアにも適用範囲の広いベーシックモデルです。

あるいは・・・

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永井電子 / ハイパー・イグニッション

限りない高回転域までの火花特性、力強い燃焼。

このテーマの前にウルトラの最上級を求めるがゆえのこだわりから生まれたCDコントロール機能(電流制御、ドエル制御)の開発成功と、最上級として選択した専用IGコイルの併用によって、高回転域での優れた火花特性、トランジスターイグニッションシステムならではの卓越した火花エネルギーが得られ、従来のCDIに決してひけを取ることなく、コストパフォーマンスに一層優れた点火システム、ハイパー・イグニッション・システムを完成しました。

と、永井電子さんの記述をそのままコピペ!(手抜き)

セミ・トランジスター・イグニッション・システム、とは、ポイントに流れる電流を最小限にして、摩耗を最小限にしましょうって部品ですね。
ポイントの機能を単なるスイッチとして、点火を司る部分をコレで担っちゃって、ポイントの摩耗を防ぎつつ正確な動作を可能とするモノ、です。

だが、点火時期の進角遅角等は標準でついているバキューム等で動くダイアフラムをそのまま使います。ポイントも従前のまま。その辺は機械的。
なので、折衷案的な感じでしょうか。

このあたりは安価でいいです。お勧めといえばお勧めです。
(が、私儀、あんまポイントで困ったことがないヒトなのでねぇ・・・必要に駆られた順でいいやって思っちゃうんですよ。まぁだからってポイントが逝ってる進角遅角が逝ってるのをセミトラ化してもドーカと思いますがね。)

Please Note : 上記、セミトラ化・フルトラ化は、下述のディストリビューター・進角ガバナーが完璧に動作してる場合にのみ有効です。それらが逝ってる嫌疑がある場合にやっても、あんまし意味ありません。それを解決した以降にやるべきものです。

で、それじゃ飽きたらず、というか、どーせディストリビューターも旧いしガバナー逝ってる嫌疑だし、もう全部いっそのことアップデートしちゃえ!ってのが・・・電気化、フル・トランジスター化。

BGMスタート!

ぶー!ぶしゃからかぶー!
(汗)ぶー!ぶしゃからかぶー!

123ってフルトランジスターのノン、ぺんぺんぺんぺんペンペン草っ!
わん、つー、すりー、ヨンさま!
たぶん23歳!たぶん、ヨンさま、たぶん23歳以上!

勝手に替え歌。原理主義の皆様刺さないでねヲネガヒ。

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123 ignition

これはもう、分かりやすく言ってしまえば、ディストリビューターごと電気化したものに換えてしまえ!です。

123イグニッションは、見た目はそのままに、クラシックカーの機械式点火を進化させる、画期的なイグニッション・システムです

123Ignitionの主な特徴

  • エンジン性能の向上:始動性能・燃費の向上と排ガスの改善、点火バランスを調整し、ノイズの減少とパワーアップを計ります
  • 点火系の保護:コイルのオーバーヒートの原因となる、低回転時の不安定な点火時期を改善します
    高回転時のコイルのチャージ不足を防ぎ、安定した点火を約束します
  • スパーク・バランシング: スパーク・バランシングは世界最高峰のF1エンジンに使われている先進テクノロジーです。
    同じ技術を123イグニッションにも組み込んでいます。マイクロプロセッサーはそれぞれのシリンダーによって発生する出力の状況を常にモニターリングしています。たとえば、いずれかのシリンダーが他のシリンダーと違った圧縮になったとしましょう。フライホイールの動きはスムーズさを失い、カムシャフトにも影響します。123イグニッションはそれを探知し、それぞれのシリンダーのスパークタイミングを個別に調整しバランスをとっているのです。その結果エンジンをより静かに、よりパワフルにそしてより耐久性を高めているのです。
  • オートマチック・ドエル・コントロール : ドエル=DWELLとは英語で住居とか落ち着く所という意味です。旧来の機械式ディストリビューターではポイントが落ち着く所、そう閉じた状態のことを意味します。いくら調整しても決められたドエル角(コンタクトポイントが閉ざされる角度)に固定されています、それが低速でのコイルのオーバーヒート、高速でのスパークの低減やミスファイヤーの原因となる事があります。 理由は、1回のスパークでコイルが充電に必要とする時間は1千分の数秒でしかないのですが、低回転では充電時間が長くなりすぎて過充電を起こしコイルはオーバーヒートします!一方、高回転ではコイルがスパークに必要とする充電時間に足りないためスパークの低下やミスファイヤーを起こすのです!
    123イグニッションはコイルの必要とする充電量を即時に計測し、どのような回転速度でもコイルが過充電しない範囲でより強力になるスパークを保証できるようになっています。
  • オートカット:エンジンストップの1秒後には自動的にコイルへの給電をストップし、コイルの焼損を防止します。
  • 見た目もすっきり:外部モジュールが無いのでスッキリ簡単!モジュールの取り付け場所で悩む必要はありません。
  • 簡単装着:取り付けはとても簡単 です。オリジナルのディストリビューターを外し、代わりに123イグニッションを取り付けるだけ。機械的な加工は必要ありません。
  • 簡単調整:進角調整用のLEDを内蔵しています
  • 幅広い選択肢:微妙なエンジン形式の違いにも16種類の進角曲線を標準装備。スイッチ一つで対応できます。同じボディーを持つディストリビューターなら123イグニッションを1つ手に入れれば今までマイナーな扱いを受けていた車種まで適応します。
  • メンテナンスフリー:一度装着すれば、面倒な調整は不要です ポイントもスプリングも進角用のウェイトもありません。唯一の可動部品はローターのついたセンターシャフトのみ。
    一度取り付けてしまえば、調整の必要はありません。内蔵のマイクロプロセッサーが点火の最適化を行い、いつでも最高のパフォーマンスを提供します。

123イグニッションは無理にスパークを強化するものではなく、ミスファイアを減少させるように設計されています。ノーマルパーツの使用を前提とし無理のないセッティングがされているので、コイルの負担を減らし寿命を延ばします。
(ハイパワータイプのコイルに対応した製品もあります)

カムシャフトから点火信号をダイレクトにキャッチし、LSIがバランスの良いスムーズな進角を導き出します。ガタの出るシャフトやベアリング、機械式の進角装置等、点火タイミングを狂わす部品はありません。
もちろん、ポイントもコンデンサーもないので、一度取付ければメンテナンスは基本的に不要です。

と、相変わらず、輸入元さんの文言ソノママ。
手抜きといえば手抜きだが、本職のヒトの説明の方が正確且つ正しいのは、世の常なので・・・
理解しやすく簡単に表せば表すほど、端折った分理解できない分、怪しさが募るのも、世の常なので・・・

賛否は両論アリマスよ。正直私共も、なんか低速トルク薄くなる気がする。シリンダーごとの状況をどこで拾ってるのか、私にはわかんないんですけども。
だけども、全域に於いては調子よくなる事実。廻る分で解消できるはず。
基本的には、従前のポイント式点火をLSIだかICだかで模倣してるものなので、ポイント式を越えるまでになってるかってば、そりゃねぇ・・・
でも、その代わりに得られるのは、耐久性と信頼性だと思う。そっちを重視したい。
その辺をアップデートしたいなら、コレが手っ取り早いかつ確実。

だが結局・・・
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消耗品であるところのディストリビュターキャップとローターは、定期的に換えざるを得ない。消耗を免れることは出来ないのさ。
一枚目画像は123イグニッションに使うヴァレオ製ディストリビュターキャップとローターのセット。
二枚目は、プジョー306の車速センサー、トゥインゴ2RS用ベルトと一緒に、123イグニッションに使えるディストリビューターキャップ+ローターのセット。

ついでに・・・
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ルノーシュペール5GTX用ディストリビュターキャップと、ローターのセット。おなじくValeo製のスパークプラグと一緒に。
あ、4本プジョー106S16用のスパークプラグが混じってます。

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ルノー トゥインゴ1OHV用ディストリビューターキャップ+ローターセットとスパークプラグ。定期交換消耗品、4~5年に一度?は換える、雨が多くなると始動性に難が出てきたりしたら、サクサク換えるべき逸品、Valeo製。左上のは同じくトゥインゴの水温センサーです♪

そう、詰まるトコ、僕らは現実しか信じられない。

さてさて・・・


ちょっと写真がヘタクソですが、ディストリビューターごと123 ignitionに換えてあります。クルマはルノー4です。(永井電子プラグコード、特注黄色つき。)


同じくRENAULT4です。が、Fourgonnette。プラグコードはやっぱり永井電子。これはBluePoint。

先述のポイントの云々から脱却して、ポイント自体がない。バキュームでの進角遅角まで、機械から電気化しちゃう逸品。電気化っても、トランジスターどころではない、LSI化してる。電子化というべきか?
それが123 ignition。

ある意味文明開化?ディストリビューター叩いてみれば、文明開化の音がする、かどうかは知らないけど。

まぁ、ここまでやれば文句はないでしょう。
換えるのがイヤな方には向かないかもシランのですけども、アップデートには交換は不可避、なのでねぇ・・・
(が、またなんですが、あんまポイントで困ったことがないヒトなのでねぇ・・・エンジンは掛かるモノじゃない掛けるモノだし、チョークもそれ相応に使うモノ、道具な訳だし・・・部分的にアップデートしたからってどうなの?だから、必要に駆られた順でいいやって思っちゃうんですよ。例えば、バキュームガバナーのダイヤフラムが逝って、その部品が結構高くて、デスビASSYも安くない、んだったら、どうせ換えるならこの際イテマエ!123 ignition!ダッ! って位でいいような気もするんですよねぇ・・・)

これ以上は、今となっては、ないでしょうねぇ。
今になって、旧いポイント式のディストリビューターを新設計で作ってくれるトコもないだろうし。
ポイント式のクルマは、既に”増えないクルマ・減る一方なクルマ”なのでねぇ・・・
選択肢は思ったより少ないのよ。

でも、そこまでやる必要はないけど、その車がその車なりに小気味よく走って貰いたい、普通で充分、という場合は、普通のディストリビューターに換えれば充分です。

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ルノーキャトル用、ヴァレオ(デュセリエ)製ディストリビューター。多分、ValeoがDucellierを買収しちゃったのかな?ともあれ、手に入るだけでも有り難い。二枚目はなぜかKangoo1のインナーブーツと一緒に。
しかも、純正よりいくばくか安い。バラで換えようにも、ガバナーだけ換えるにはガバナーが意外と高価い。そもそも、ディストリビューター自体が旧い、キャップもローターも旧い、ポイントもコンデンサーも旧い。いつ壊れてもおかしくない上に、調子悪ければ始動性も悪いし綺麗に吹け上がらない。パワーも出ない。本気で壊れたらお不動様の地位を獲得する。各々バラで換えてシノゴノしてその度止まってお金掛けてしてるより、ごそっと換える方が経済的、確実かつ信頼性も担保される、珠玉の逸品。
これを換えて、完調になって、それ以上をお求めの場合に、上述のフルトラ/セミトラが、正攻法です。他に原因がある場合もあるのでね。

あ、この辺手を加える場合は、スパークプラグとプラグコードも換えた方がいいですよ。
プラグコードは永井電子をお勧めしますよ。スパークプラグはNGK。ヘンに高性能を謳って寿命が短いよりは、適度な性能適度な耐久性が、私的にはイイと思う。

という、商売っヶのないお勧めになっちゃってますが、ご興味頂けた場合は是非ご検討下さい。

余談ですけどね、ほいだったら、いっそのこと、MoTecとか(他もあるかもですが。)突っ込んじゃってO2センサーつけてカムポジションセンサーつけてスロットルつけてキャブ撤去してインジェクターつけて吸気圧センサーつけて水温センサーつけて吸気温センサーつけて、うん、インジェクション化して全部子制御化しちゃえば、冬でも夏でも一発始動よ。どぉ?100万くらい掛かると思うけど。もっといくかな?でも、チューニングカー作るよりは簡単だと思う。でも、既にそれって、そのクルマじゃないので・・・ヤラナイ。ッテカ、ヤルヒトイナイ。タカイノ、イヤデショ?

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