いつかは通らなきゃいかん道でしょう。
最近のクルマは電気仕掛けが多くて・・・
というか、もうそんなんは90年代前半から今にいたって、次第に複雑怪奇となってきてるんです。
その頃は単純だった。確かにコンピューターも積んでるし、O2センサーやらいろんなものが居て、いろんなものがちくちく言ってるのをコンピューターが解釈してエンジンが廻ってた。
今や、いろんなものどころか沢山のものがわいのわいの言ってるのをコンピューターが解釈して・・・別にエアバッグやABSやらなんやらかんやら、電気仕掛けがたくさん居て、クルマは動いてるんです。
↑なので、よくラテン車は電装系が云々とか言われますが、そんなに信頼性がないんだったらおっかなくて乗れないっすよ。実際、おいたするいろんなものはごく一部の疲れちゃった一派、ですから。
その情報伝達も、昔は単純に電気が行き来してるだけだったのが、バスシステムになり、最近なんかCANとか、高級車なんか光ファイバーになってる。もう本当に車内LANですよありゃ。ますます魑魅魍魎跳梁跋扈。見えないおっちゃん走り回ってるんですよ、多分。
見えないおっちゃん、電気なんてものは目で見えない。なんかで流れてるかどうか、抵抗値がどうの、くらいでしか判断できない。見えないおっちゃん達が何言ってて元締めたる車側コンピューターが何判断してるかなんて、端から見えないおっちゃん達の気持ちなんて推して測るしかできないんです。
だから、症状から推測するにこの見えないおっちゃんがおいたしてそう・・・(試しに)換えてみるか、みたいな、対処療法(っていうのか?)にならざるを得ない。
ここ10年くらい、各社、専用のコンピューターを用意して、クルマに繋いで、見えないおっちゃんがが何言ってるか何考えてるか、少しでも理解できるようなシステムを用意してきています。
ここ数年に至っては、見えないおっちゃん達の仕事の一部はその元締たるコンピューターから指示してやって働いていただく、というシステムも居ます。
呆れるのは、おっちゃん達のおいたを、おっちゃんの元締めたる車側のコンピューターは、上役たる件の車外のコンピューターの決裁がないと忘れてくれなくて、決裁得られるまでおっちゃんに仕事させないとか・・・原因が解決してても決裁なきゃやーだよー、みたいな元締めとか・・・
いや、もっといい迷惑なのは、決裁貰わないと、運転手に決裁貰いなさいなと赤やオレンジの警告灯やらメッセージやらスパナマークで執拗に訴えかけてくるとか・・・
だいたい融通つかないんだよ、あやつら。(怒)
だから、その手のコンピューターはあるとすんごい助かる。ないと困る場合もままあり得る。ある意味、コンピューターと言うよりインタープリター、通訳機。
言葉が通じないなら勉強しなきゃいけない。そうやって英語も仏語も必要に駆られて勉強して覚えればなんとかなる。でも、機械の言葉は人間わかりようがない。だったら通訳機。
が、そういうその手のコンピューター、大抵ディーラーさんしかない。触らしても貰えない。何言ってるのかどういうコトが出来るのかも、かなり蚊帳の向こう。
しかも、車種毎異なる。ヘタすると年式によって異なる・・・・
私みたいな零細な車屋さんが触りたいクルマのを全部揃えようと思っても、ムリ。すんげぃくお客さんがお金払ってくれるならともかく。(爆)
で、今までは、他社にお願いして借りたりやってもらったりしてたのですが・・・
出来ることは自分でしなきゃね、な設備投資は、車売ってる職務なんだから、出来る範囲では必要です。
必要なことは、します。出来る範囲、ですが。それを怠ってはいかんかな、と。
でも、何がどこまで出来るかは、やってみないとわからんので。
道具はあれば何でも出来る訳じゃない。万能の道具はない。
おっちゃんと元締めが自分達は悪くない!と言い張ってたら、通訳機はそう言ってますと伝えてくれるだけ。
全ては、使い方、ですので。最終判断はヒト。
それがあるからなんでも出来ます!なんて私は口が裂けても言えない。
あくまで、方策を得ました、道具を得ました、というだけで。使い方は鋭意勉強しますよ。
そう、実は必要なスパナ、買いましたと根本は一緒なのかも知れない。
でも、この、スパナ100本分以上、かかった費用回収しなきゃ私もおまんまの食い上げですので、ご理解いただけて、必要であれば是非、使って頂いて、死ぬほど高かった私はあなたに死ぬほど高いことは言いませんので、1%以下でいいですから、ちゃんとしたスパナ1本分くらいでいいですから、がんばって100回以上皆様に使って頂いて回収しますから・・・そこで儲けようなんて私の器じゃ数年以上掛かるでしょうなので・・・
お願いですので、対価をプリーズ。(切実)