いやそもそもなんでクーラントはYACCOでないのか・・・
ホントは、YACCOにしたいんですよ、でもね・・・
エンジンオイルは、ベーシックなのから各種高性能なのまで揃えてるYACCOですが、ことクーラントは、高性能かつ高価なのしか輸入されていないんです。
そういうのご所望な方にはもちろんお取り寄せで承りますが、そうでない方々にその高価なクーラントをお勧めするほど、私共心臓強くないんです。(笑)
補充用にはLubrossの無色クーラントを使用しています。
なんで無色かって?それはね、クーラントって一般的には赤か緑なんですが、弊店に出入りする車、製造時に黄色とかそういう面妖な見たことがない色のが、居るんです。
そこで、無色であればどの色にも使える。混ざっても濁らない。(強引?)
と、同色で新品クーラントを補充しちゃうと、それで色合いが復活しちゃって、本来の性能機能を果たせてないのに色だけ復活されちゃ、交換するタイミングを見失う。(やっぱ強引?)
なので、補充用はLubrossの無色のにしてます。
色が薄くなってきたら全交換してね♪
が、じゃあ全量交換時にそれを使うかってば・・・それはそれでいいんですが・・・
とか、ウォーターポンプ・ラジエター等交換したりして、ごそっとクーラント出ちゃった場合、この際だから全交換!となった時に何を使うか・・
で、弊店がお勧めするのは・・・
AC-Delco DEX-COOL
対腐食性に優れた、5年、24万キロの超ロングライフオールシーズンタイプクーラント
ケイ酸塩やリン酸塩を含まない高純度のエチレングリコール系冷却液。冬季の不凍液としてだけでなく、防錆性に優れたカルボキシレートにより、6種類の金属(アルミニウム、黄銅、鋳鉄、鉄、ハンダ、銅)に対して優れた保護効果を発揮し、冷却装置内部に発生するサビや腐食から守ります。また熱伝導に大変優れているためオーバーヒートを抑制する効果も持っています。濃度50%条件で使用の場合、5年間、24万キロのご使用が可能です。
だそうです。(AC-Delcoの文言そのまま。)
この手の高性能クーラントは高価かつ、水で薄めちゃダメなのが世の常、なのですが、このデキシクールは、普通のクーラントと大差ない価格で入手できます。かつ、50%まで水で希釈して使用可能です。
折角全量換えるなら、近い予算で高性能、を追ってみました。
ということで、通常在庫品として置いてあります。ちなみに弊店のDEX-COOL、オレンヂ色です。濃縮オレンヂジュースと間違えて飲んじゃダメ。(アタリマエダ。)
だいたい3年くらい経過した、劣化褪色が軽微なクーラントはWAKO’S クーラントブースターで延命。補充の範囲はLubrossの無色クーラント。
5年以上経過ないしは明らかに劣化褪色してるっぽいのは、DEX-COOLで全量交換をお勧めいたします、です。
冷却水バカにしちゃいかんよ。
濃度薄くなっちゃうと、鉄のエンジンブロックとか、錆びますし。アルミでも錆びますし。いつの日か冷却水が赤茶色っぽくなってきて、そうなってくると粘土状の粉がラジエターやヒーターコア詰まらせますし。冷却効率落ちますし。
こんな、茶色い錆び水が出てくるようじゃ、末期症状ですってか終わってます。
そうなるとエンジンが本来のパフォーマンス発揮できないとか、クーラー・エアコンが効き悪くなるとか、そういう目先のことから始まって、様々な弊害がじわじわとやってきます。
目先の貧乏症がこの後の同時多発テロを誘発する。
ガツガツ洗ってもマトリクス(ラジエターやヒーターコア)に詰まったモノは完全には取れない、サーモスタット固着するとか、そもそも冷却性能が劣ってくる。不当に圧が上がる。ヘタすると慢性的に水温が高い水圧が高い状況に陥る。結果、破裂する。実は火を見るより明らかな自然の摂理。で、ラジエターやらヒーターコアを換えなあかんくなる。もっとえらいこっちゃだと、ヘッドガスケットがトぶ・・・アーコワイ。
がんばって洗って流して、せめて錆び水が出ないようになるまで・・・は、しますけどね。
過去何年もに渡って、各所に与えた影響は、自ずと将来的に、出てくるかも知れない。それは防げない。換えなきゃ防げない。
そういった、長期的に見ての、由々しきエライコッチャ、それを防ぐのがメンテナンス、というもので、避けて通る場合はそれ相応の覚悟を以て臨む。イヤなら、諦めて定期的に換えるのが、覚悟せずに済む良策、だと思いますよ。
で、交換。
で、ここで突然画像がカングー1になる。パンダの画像撮りそびれたのね・・・
抜いて、水入れて、ゆすいで、DEX-COOLを入れて、エアー抜き。
割りと作業は大袈裟です。上から下からの大騒ぎです。
鮮やかなオレンヂ色が、妖しさ只者じゃなさ、そこはかとなく高性能を演出、しますか?
数年に一度、リフレッシュの際には是非DEX-COOLをご用命下さい。