The Chicken

Jaco Pastoriusと見せかけて・・・

昼飯が、日清のチキンラーメンだったんですよ。
(Jaco PastoriusのThe Chickenはこちら)

そういえば、日清のチキンラーメンっていつからあるんだろう、とふと思いググってみたら・・・

なんと、40年、らしい。

40年も前から大きく変わらず、今にいたって、旧態依然。
でも相変わらず評判がいい、実際、今喰ってもあり!
で生きながらえているのはナゼか?

シンプルだから、なのではなかろうか?

同業他社他製品、手を変え品を変え、一瞬見ただけって商品が跳梁跋扈するこのインスタントラーメン業界で、スゴいことのような気がする。

でも逆に言えば、手が込んでいていろんなヒネリが加わっているものは、寿命が短いのかも知れない。

ヒトはその40年の間に、技術的にも色々進化して、もっとお手軽でもっとンマイものを沢山生み出して、それも跳梁跋扈している。
でも喰うモノに関しては人間自体が進化してない故に、日清チキンラーメンを未だうまいうまいと食べてしまう。

というと語弊があるが、それだけ、日清チキンラーメンが当初の出来がよかった、マスターピースとなり得るモノである、ということか。

じゃあことをクルマに強引に押しつけると・・・(なにせクルマ屋のブログなのでね。)

クルマで言えば、ROVER Mini,RENAULT 4, RENAULT 5, FIAT Pandaみたいなもので、最低限のシンプルさでで未だ生きながらえているみたいな・・・

そういうのが、やっぱしマスターピースとして後世に受け継がれていくのか・・・
あ、でも、じゃあ乗るのにちょっと我慢や苦労を強いられるCITROEN 2CVやFIAT 500はどうなんだろう・・・

A地点からB地点まで移動するという当初の目的は大抵のクルマでなし得ることが出来て、有史以来のクルマの目的というのはそういうもので、昔はそれをなし得るのにアクセル煽ってチョーク引いてエンジンかけて暖気して、たまに調子悪くなったりするから適切にメンテナンスして、が当たり前だったのが、今にいたって殆どメンテナンスフリーでキーひねれば大抵の場合エンジンが掛かってすぐ走れる車が跳梁跋扈して・・・

その上に今のクルマは暑くもなく寒くもなく、快適至極が当たり前なっている。

これはクルマが劇的な進化というより多機能化して耐久性が向上した、ということで、それに慣れてしまった私たちは、暑いのも寒いのも我慢できず、キーをひねるだけでエンジンが掛からないクルマに乗るのが億劫になった。
カッコだけそれっぽいので、充分かとすら思うようになってしまった。というか、過去に求められるのは今やカッコだけ、そこで世紀の二毛作を企てつつある各メーカー。

退化してきてしまった。
今や、機械を使っていると言うより、機械に使われてしまっている。

とか考えながら・・・
私も苦労は最小限にとどめたいので・・・

ちょうどいいくらいで、私は、Twingoくらいでいいです。
と思う私は、The Chickenです。

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