定期点検自動車は機械です。時間を経てくれば摩耗する部分も痛んでくる部分もあります。
ブレーキのパッドは減る、ゴム類は劣化してきて破れたりひび割れたりする。
もちろん、そのまま使用を続けていれば、ブレーキのパッドは基の金属の部分まで使い切ってしまって、ブレーキローターと金属の接触で車を止めるようになるわけで、そうなったらパッドとローター両方要交換になったりで、思わぬ出費を招くことになります。ドライブシャフトのゴムブーツが破れたままで使用を続けた場合は、中に入っているグリスが飛散して潤滑不足になって、内部のユニバーサルジョイントが異常摩耗する。ステアリングを切ったままアクセルを踏んだときに、カリカリ音がするくらいになったら、もうドライブシャフト自体が要交換な場合も少なくありません。エンジンに付属するオルタネーター(発電器)、エアコンのコンプレッサー等は大抵ゴムのベルトで廻しています。このベルトが劣化により切れた場合は、発電しなくなりまもなく走行不能に陥ります。
以上のような事項は、故障、といえば故障ですが、定期的に点検し、適宜必要に応じて交換することが、車の維持管理においては避けることができない事項だと思います。
定期点検は、そういった事項を主に点検致します。もちろんこれを行ったからといってすべてのトラブルを避けることができるとは申し上げられません。ですが、最低限必至な点検、と思って頂いてもいいかと思います。
車検と違い、定期点検は"任意"です。オーナー様の責任において、行わないでおくのもそれはそれで否定はできません。ですが、その場合はオーナー様ご自身で車の状態を把握して、摩耗等が認められる事項に関しては適宜整備を行うべきだということに気をつけてください。
私どもは、お客様から定期点検のご依頼を受けた際は、その車に為すべきことを行わせて頂きます。それは、その車が車として走行するにあたって必要なことだと考えます。
また、この際に、年式と走行距離、使用の状況を考慮して、作業をお勧めする場合もございます。距離によってはタイミングベルト・テンショナー・ウォーターポンプ等の交換や、最近多いトラブル、など。また、お預かりしている際に私どもが乗ってみて、お勧めしたい事項が出てきたりもします。
時には本職の手に委ねるのも重要じゃないでしょうか?
"しばらくクルマのメンテナンスをしていないなぁ。"という方は、ぜひこの機会に定期点検をお受け頂くことをお勧めします。
signale : 日 - 4月 9, 2006 a 07:17 午後 |
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