2000年問題 | 続編・考察


永遠について回る問題、であるが、きっと私以外にはさして問題ではないのかもしれない。

一応、これ の続編。

最近、車がないんです。大切に暖めていた(いや、暖めてないです。)イタリアフランスその他 の在庫車が順次お輿入れが決まると、次をさがさなあかんのもやはり仕事、であって・・・

で、様々アンテナを巡らせておいて、こういう暴挙 に出る。

では、なぜ?私の2000年問題はいかに根深いか、を考察してみようと。

車は左マニュアルが基本。右ハンドルはあくまで"派生"である、という見解は、実は2000年くらいで崩壊してる過去の原理主義、ではなかろうか?
一部の車を除いて、2000年くらいから右ハンドル車もよくできている、場合もある。オートマチック車なら右でもいいと思う。大きい車は右の方が乗りやすいと、率直に思う。

それを踏まえてか、世間一般の普通の皆様にお乗りいただけるように、2000年辺りから各インポーターは右ハンドル車輌をメインにシフトしてきています。

が、なぜか左ハンドル・マニュアル車を希求してしまう私。
右左是非論は最終的に水掛け論になりますので、ここでは割愛させていただきます。法的に許容されてるんだから、個人の自由。否定される覚えもないです。そんなん関係ねぇ!そんなん関係ねぇ!

はさておき、そんな状況な訳だから、一部のモデルを除いて、各インポーター扱い車輌は殆ど右ハンドル化してきました。
じゃあそこに、あんまし日本にいない車や、一部好事家にしか受けない車は、並行輸入という方法で若干数のみ輸入されるのみ、になってしまいます。
が、今や、日本経済なんて世界から見たらちっぽけなもので、外貨から相手にされなくなりつつある日本円は弱くなりつつある。インポーターはメーカーから直接車を仕入れられるので、当然仕入価格も安い。そこにボリュームディスカウント等を踏まえて、内外の価格差を殆どなくすか、場合によっては現地実売価格より日本の価格の方が安い!まで割と容易に為し得たりします。
が、並行輸入の場合。価格のスタートは現地実売価格から始まります。そこに陸送・通関・船便・通関・排気ガス検査・改善等様々な手をかけられて、その単品のみが輸入される。そのコストが各々の車にかかってくると、大抵の場合現地価格を上回ります。

即ち、為替レート、円が安い場合だと、インポーターが輸入したクルマより、並行輸入車の方が実売価格が高くなる。

こういった状況が過去数年続いています。

価格(だけ?)にシビアな日本人相手にこの状況だから、2000年以降で、そういった車を乗ろうという方々はそう多くありません。どうしてもそれじゃなきゃヤ、という方のみが為し得る暴挙。自ずと、輸入されたクルマもそう多くない。

で、それが数年を経て、手放された場合に、初めて中古車となる。思い入れのある車で大切にされていればいいのですが、割と思い入れがあるからずーっと乗っていたり、手放すつもりがないから車もイイカンジになっていたりする場合もある。

で、変なモノ好きな私は、そういう車が出ると、確保すべきか否かを熟慮して臨むわけです。

そんな世の中うまくいかない。車はその車自体の性格、ハンドル位置トランスミッション等の装備、色、内装、そもそも現車の過去の使用状況、それによって商品価値が千差万別。それを天秤にかけて、割に合うか合わないか、乗るか反るかを判断します。

For Example,
Lancia Yが居て、距離や状態でまずハネて、色でハネて、内装でハネて、私どもが確保できる価格とその車を納めれる状態にするのにどれくらいかかるかで熟考して、イける、となったらもらっときましょう。でなければやめときます、になる。
奇しくも、Yは私的にCVTが嫌いでないので、この場合はATでもイイです。あ、例として不適切だ。(笑)
でも、イプさんは難しいんですよ。内外装の組み合わせで、車の印象すっごい違いますから。

ワタシ的にはやっぱRENAULT好きなので、菱車で琴線に触れて上記ロジックに合致すれば、ほしいほしいが盛り上がります。
しかも、なんか変わってるのとか、すっげ萌えますね。Clio2のオレンジとか金メタとか。そういうの好き好き。5枚ドアで左マニュアルなんて言ったら、色問わずでもうダメ。Kangooもダメ。(笑)

でも、そんな都合のいい話はそうそうないんです。元来少ない車が、そういったロジックで振り落とされて最終的に残ったモノのみ、になりますから。と、自分で考えて、あり得ない車で並べるのも気が引けるので・・・そういう意味ではKangooとか、あんま合うの居ないですねぇ。不当に高くつくのはヤですので。

だから、きっと、もう増えない過去の車、しかも車庫にしまっておく大切な車でもない日常の用に供される車が、はたしてどれだけイイカンジに残っているか・・・

永遠に続く命題、でしょうね。

ってかそもそも、それが欲しいってヒトが少なくなってるという根本的かつ致命的な業態的欠陥もあるんですが。
と、そういう思い入れが感じられてしまうと、世間の相場を無視して仕入れてしまうという個人的欠陥もあります。

でも、いいんです。ワタシだけ食えればそれでいいんですから。小規模でよかったよ。フントニ。

signale a : 月 - 9月 24, 200712:08 午後        supérieure     


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