FIAT 126の真価イヤ実際どうなのよ?と思う方もみえるでしょう。
FIAT126
2000年以降まで延々綿々と、ポーランドに移管しつつも製造続けられた、イタリアの大衆小型車です。650ccの空冷エンジンをリアに積み、リア駆動。いやゆるリアエンジン、リア駆動という古式ゆかしいレイアウト。 4輪ドラムブレーキ、4速マニュアル。キャブレターにマニュアルチョーク。クーラーなんか居ない。ヒーターもなんとなく効くだけ。装備も仕様も非常にプリミティヴ。 2000年まで作られていた、というだけで、でも、だから、日本では軽自動車として登録が可能。オモチャに乗るにはこんな面白いクルマはそうそういない。 で、よさそうなのが現地にいれば、沸々と仕入れているのですが・・・それはさておき。 先日、フィアットフェスタ へ、この126輸入計画を綿々と遂行しているGarage Active さんと、私共がいっしょに出店する際、折角だから126さんを連れていこうか、と。 余談ですがGarage Active さんの社長のお父さんは、私の中学の時の担任の先生。まぁその節は色々ご迷惑をおかけしました。若気の至りってことでご容赦ください。あんなクソガキが今やこんなことしとります。はさておき・・・ でも、私共自社でセルフローダーを持っていないものですから、私共は乗っていこうかと。(爆) 名古屋からINA CIRCUIT まで、距離はどのくらいだろぉ?ドラナビ によれば、名神小牧から駒ヶ根で130Kmとのことだ。全部で片道150Kmくらいか?しかも中央道、ウネリーの、ノボリーの、トツギーノ 。(嫁がない) や、きっと皆さん、無謀だとお思いでしょうねぃ。見るからにあてになりそうもないクルマで・・・って思いませんか? これがなにげに、快適とはいわんですが(笑)、大きな問題なく行って帰ってこれちゃったんですねぃ。 高速道路上はお上に文句言われかねない速度域での巡航もそつなくこなして。 登坂車線に入らないとは言いません。(笑)が、殆ど入ることはないですね。 ポータブルナビ も装備して、でも、シガーライター居ないもんですから、ナビ本体内蔵充電池で駆動させて。 我ながらビクーリした。(笑) 行きは途中数回(2回?)休憩を挟んで。帰りは現地でお客さんとCafe Goosに寄って(20年ぶり?)ソースカツ丼喰ったりしてのんびり帰ってきましたが、帰りはなんと無休憩ノンストップで帰ってきてしまいました。 カーステレオが動いてなかったので、一応念のためiPodを持っていったんですが、結局運転中は聴くことがなかった。道中愉しくて愉しくて。 帰りなんか眠くてしょうがなかったんだけども、現地で迷ったのをナビ に助けられました。すっげ地元民しか通らないような道を案内してインターまで連れてってくれました。 燃費は・・・ちゃんと計算はしてないですが、満タンで燃費なぞ考えもせずに乗っても往復は余裕、くらいですね。ちなみに満タン容量21Lとのこと。これくらいならハイオク奢っても財布痛くないはず。って95オクタン以上指定のはずですのでハイオク入れましょう。 そんなこんななから、愉しい長旅、でした。きっと運転してる私を外から眺めると、へんににまにましてて気持ち悪かったのでは?や、行きは私のトレードマークとなりつつあるRayban Signet2付なので、怪しさ満点かも知れない。(笑) 最後、帰着の一歩手前で、コンビニ寄ったらセルモーターが接触不良起こしました。が、これはご愛敬。(笑) 外して磨いておきます。 いや、もちろん、巷の現代の軽自動車気分ではないですよ。1速にはシンクロが居ないので、止まったとき以外は1速に入れるのは避けましょう、四輪ドラムブレーキの独特な感触に慣れるまでは飛ばすのはよしましょう。気をつけるのはそのくらい。その気があれば充分乗りこなせます。 そりゃ2000年まで作ってたわけだ。これで充分と思えば充分、ってか充分。 意外にイイクルマですよ、126。 signale a : 土 - 5月 12, 200701:16 午後 supérieure |