某ディーラーでの憤り


いや、憤る筋合いではないのですが。

最近のクルマは、各メーカー専用の"テスター"がないと行えない作業が怏々としてあります。

テスター、プジョーはDIAG2000、ルノーはClip、フィアット・アルファ・ランチアはExaminerと呼ばれているらしい。間違ってたらごめんなさい。

当然、本当は整備するに当たってそれらを持っていた方がいい、という話はありますが、各々が安からず、きっと車一台分買える位の値段するものなので、全車種持ってたらそりゃすっごいコストになります。どいだけ使ってどいだけ費用を回収したら、何年で元が取れるのやら・・・

ですので、必要な場合はそれを持っている仲のいい車屋さんや、ディーラーに「あててみて。」とお願いしに行くわけですが・・・

某ディーラーさんに、並行輸入車のそういった事項をお願いしにいったんです。そのディーラー、以前の工場長は、"できることはやります、できないことはごめんなさい。"と非常に話のわかってくれるヒトだったので、よかった。
が、最近人事異動があったらしく・・・
現在の工場長曰く、「やったことない作業なのでお引き受けできません。」と、にこやかに。

別件で、お客さんが別のディーラーに、同じような案件で相談に行ったら・・・
「マニュアルがないのでお引き受けできません。」と言われたらしい。

見たことのない症状や、マニュアルに乗ってない事項が起こったらどうするんだろぉ?(笑)

まぁそれが紋切りを言うディーラーの実態、ではあります。彼らは彼らの職務に忠実なので、別に責められることではない、かとは思うけれども。
私は見たことがないモノには非常に探求心を燃やしますけどね。なんとかしたろうと思うけどね。
ディーラーみたいな大層な看板のない、突っ込まれたらすぐ揚げ足とられるなぜか後ろめたい存在と誤解されてるクルマを扱ってる私達には、できないなんて言えないんです。"やっぱりか"と言われて終わらされてしまう。
手を変え品を変え、万策尽くしてやることやってみて、それからできないならできないって言わざるを得ないこともあり得ますが・・・大抵何とかしますよ。


まぁ、いいですよ。別にテスター貸してくれるトコはありますので。

signale a : 水 - 12月 6, 200607:38 午後        supérieure     


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