日本では、新車から3年目、それ以降2年ごとに、車両の検査を受けることが法的に定められています。

それは、公道上に整備不良車が増えることを防ぐことが最大の目的だと思います。

すなわち、1年ごとの定期点検+アルファの点検を2~3年ごとに必須としましょう、という制度ですね。

定期点検のページで説明差し上げた通り、車を所有する場合にはどうしても避けて通れない"維持管理する"という責任があります。確かに2~3年使っていれば交換が必要な部品もでてくるでしょう。それは、自分が壊れて往生するのを避ける目的ももちろんありますが、周囲の他の交通の妨げになることを避ける目的もあります。

あながち、悪い制度ではないと思います。

しかしながら、車検を受ける場合、重量税の納税と自動車税の完納の確認が必要となります。(お上の目的は税収かも?ですが、それはまた別の機会に。)
また、自動車賠償責任保険(自賠責いわゆる強制保険)の加入も確認して、同じく公道上の安全と、万が一の事故の際に最低限の被害者保護ができるようにという制度になっています。(自賠責のみでは本当に最低限の補償しかできませんので、今のご時世では任意保険も必須かと思います。)

制度的には悪くないんですよ。車検って。ただ、問題となるのは、その諸税、保険料が財布に厳しい。(笑)。

車に手をかけざるを得ないのは、必須ですから致し方ありません。ですが、税金やらなんやらで一度に少なからずの出費となることは間違いありません。

私どもは、できることなら予測できる消耗品の交換は、定期点検時に前もって行っておいて、いざ車検の際にまとめて一気に、は避けたいと思っております。でも、そのあたりは各部の交換時期と、お客様の車の維持管理に対する考え方にも依りますので、一概にはなんとも申し上げかねますね。2年間無事に走りきった、ということは、2年分の"やるべきこと"が残っているわけですから。定期点検の際に多少前もって済ませていれば、いざ車検の際にはそれほど重なってはこないかも・・・

でも、どちらにしても、日本で車に乗るにあたって、また、車を維持管理するにあたって必須な事項です。心してかかりましょう。

私どもは、その車の状態に応じて、為すべきことを行います。